【ユーリ on ICE】銀盤の女王【ユーリ･プリセツキー】

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Aside



〜翌日〜



リリア「出掛けますよ、A」



A「え…？はい」



練習が普通にあるハズの日、私は先生に連れられてある場所に来ていた



A「ここって…」



リリア「衣装専門店です、入りますよ」



連れてこられたのは、フィギュアスケートの衣装専門店だった



〜店内〜



リリア「プリセツキーとはアレンジ違いですから…これかこれですね」



A「あの…なんで」



リリア「A、聞けば貴女はバビチェヴァや他の選手から衣装を借りてやっていたそうですね」



A「うっ…」



そう…私はスケート選手になってから一度も自分の衣装を持ったことが無い
ある時はミラから、ある時はサーラから、ある時は敵視されてる年上のジュニアから
お下がりを借り続けて現在に至る



リリア「何故自分の衣装を持たないのですか」



A「……お金を掛けられないんです…そんなに」



リリア「だったら日本の親御さんに「それは一番出来ない行為です」何故ですか」



A「兄もスケート選手で…そっちにお金を随分掛けたものだから私はダメだと判断したんです…
国の援助を貰い…大会で稼ぐお金は…ユーリの家族と勝生家に仕送りをしています…
衣装に掛けるお金は…持ち合わせていません」



勝生家には…私にお金を掛けないといけないと言うことが無い
私は拾われた捨て子なんだから…

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