60:想いの人 ページ14
･
『雅紀ーっ！！』
雅｢おおーA〜｣
街を歩いていたら、背後から声が聞こえた。
その声に聞き覚えがあったので振り返ると、
そこには、笑顔のAが立っていた。
『久しぶり！元気にしてた？』
雅｢お陰様で(笑)Aはー…元気そうだね(笑)｣
『まぁね〜(笑)』
真中A。
親同士が仲良くて、おまけに家も斜め向かいにあったから
幼稚園の頃から遊んでいた、幼なじみ。
幼稚園、小学校、中学校は一緒で、高校は別々の所に行った。
･
そして、Aは俺の想いの人でもある。
『聞いてよ雅紀！あのね、この間学校でさぁ！』
雅｢ちょ、声デカイって(笑)｣
『あ、そっか(笑)じゃあ、ファミレス行こ！近況報告しよ！』
雅｢…(笑)｣
太陽みたいに明るくて、
優しくて、
一緒にいて、楽しい…
そんな、Aが好きだった。
･
･
『…雅紀、また暗くなった？』
雅｢……え？｣
『愛想笑いばっかり。面白くないんだったら言ってくれればいいのに』
雅｢ちっ…ちが……｣
『なんかあったの？』
実は、この時の俺はかなり精神的に辛かった。
部活での友達同士の人間関係のいざこざに巻き込まれて
アイツが俺をイジメてる。
いや、コイツがイジメてる。
そんな言い合いが飛び交って、最終的に何も言わなかった俺に矛先が向いていた。
顧問は、面倒臭い事に巻き込むなと言わんばかりの圧力をかけて
友達はみんな俺を避けていって
親には、悲しませたくなかったから言わなくて。
あまり笑わなくなっていたのかも。
『………雅紀…』
雅｢あー…もう…｣
『私で良ければ、聞くよ？』
普段太陽みたいに明るいAが、
泣きそうに言うから…
雅｢…っ……っっ…｣
『………』
声を押し殺して泣いて、
初めて人に悩みを打ち明けた。
･
何も言わずに、時々頷いて
俺の話を聞いてくれて…
また、Aに恋していた。
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こあら子(プロフ) - 完結おめでとう!!きゃんでぃちゃんすごいですよ!!完結だなんて、素晴らしい☆えろじじいですか？いつでも大歓迎よ♪続編!?やったぁぁぁ!!(ノ´∀｀)ノ楽しみ楽しみ♪ほんとに完結おめでとう!!ずっと応援してるね(´・ω・｀) (2015年7月26日 6時) (
レス) id: 5786204e5f (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃぶるー(プロフ) - こあら子さん» マナカちゃん、鈍感なんだか鋭いんだか…全然掴めない女の子ですよ(笑)この物語に出てくる雅紀は報われなさすぎて可哀想ですがミラクル☆相葉なので心配いらないはず！！ (2015年7月4日 8時) (レス) id: a95b22a685 (このIDを非表示/違反報告)
こあら子(プロフ) - マナカちゃん!!やめてあげてぇぇぇ!!相葉くんの心ずったずたよ!?笑まあたしかに大野くんは格好いいけれども・・・♪ きゃんでぃさんの書く大野さんもすごく好きだけど、相葉くんも好きだなぁ☆ (2015年7月1日 18時) (レス) id: 5786204e5f (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃぶるー(プロフ) - こあら子さん» 大野さん、気まぐれだから覚えてないかも。というのが主人公さんの不安なんですよねー…彼女、ネガティブなんですよ(；´Д`） (2015年6月13日 22時) (レス) id: a95b22a685 (このIDを非表示/違反報告)
こあら子(プロフ) - あらら、主人公ちゃん松潤の前でゲ○しちゃった☆確かに車はやばいよね・・・。おっと、汚い街道突っ走っちゃった♪大野さんが忘れているわけがないでしょ!!と言いたい!!(*・ω・)ノ (2015年6月12日 15時) (レス) id: 5786204e5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんでぃぶるー | 作成日時：2015年6月6日 22時
