#3 アイドルだけじゃないの ページ3
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You side
今日はありがたいことに専属モデルをさせていただいてる
ファッション誌の撮影で…
しかもなんとなんと表紙を飾らせていただくんです
そう、その表紙の撮影なんです
音瀬ドキがムネムネしてます
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ﾒｲｸ「Aちゃん緊張してるでしょ？」
A「えっわかりますか？」
ﾒｲｸ「だっていつもならメイク中それどこのですかって聞いてくるのに今日ずっと黙ってるから(笑)」
A「いつも緊張するんですけど、表紙ってなると表紙見て買おうと思って買ってくださる人もいると思うので余計に…(笑)」
ﾒｲｸ「そんなにこの雑誌のこと思ってお仕事してくれて嬉しいなぁ…さっメイクもバッチリね！いってらっしゃい！」
優しいメイクさんに暖かいエールをいただいて
撮影頑張らんと！！
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ｶﾒﾗ「じゃあAちゃん早速撮るよ〜」
一定のテンポ感で切られていくシャッターとともに
ポーズと表情を変えていく
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ｶﾒﾗ「いいねぇ いいよ〜 かわいい！ よし1回止めようか」
ﾒｲｸ「ちょっと直すね…Aちゃんどう？撮影慣れてきた？」
A「はいっほんの少しですが」
ﾒｲｸ「いいぞその調子！」
スタジオの雰囲気が優しくてほんまに撮影に臨みやすいねん
嬉しいわぁ
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撮影が再開されそうな時スタジオのドアがガチャりと開いた
私もスタッフさん全員も視線がそのドアに向く
現れたのは…
重岡「あ、失礼します 見学しに来ました！」
小僧…ではなくしげだった
A「しげ？なんでおるん？」
重岡「違うスタジオで撮影しててさっき終わってん」
重岡「したらマネージャーがAも撮影してる言うてたから
見に来た！」
ほんま太陽みたいにニカニカして…
ﾒｲｸ「あらメンバーさんじゃない！気合い入っちゃうね(笑)」
ｶﾒﾗ「おう重岡くんか！Aちゃんすごいからぜひ見てってよ」
重岡「ありがとうございますー！」
しげの見学付きで撮影は再開された
ｶﾒﾗ「じゃあさっきみたいにいくよ〜」
パシャリ、パシャリとまた切られていくシャッター
カメラから目線を外すとしげが視界に入った
真剣そうな眼差しだがその中にはいつもの太陽みたいな温かさもあって…
あぁそうだこの眼差しは
ライブ前の緊張してる私に声掛けてくれる時のしげの目だ
そう思うと自然に緊張が解けた＿
ｶﾒﾗ「さっきよりも良くなってるよ！いいね！」
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作者名：こ ろ も | 作成日時：2023年12月11日 8時
