280...Yuta side... ページ4
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忘れてた。
紫耀が大切にしているものは
愛おしい眼差しを向ける対象のその一人ではくて
無意識であっても空気のような存在
「廉と話してみたら？」
当たり前が普通なのに、なくなった途端に
自分の何かが欠けたような感覚になる
紫耀と廉は多分そんな関係性で
玄樹とはまた違った絆があるんだった。
「そこでしょ、引っかかってるのは。」
言葉を選ぶように放とうとした言葉を
押し込めるようにまた紫耀の唇に力が入る
紫耀「廉って、何もできひんかってんで？
適当やし、チャラチャラしてるし。
けどずっと、Aのこと笑顔にしてきた。
守ってきたのは廉やから。」
きっと、廉だったからで
別に言葉にも感情にもはしない
ただ、俺でも玄樹でも海人でもなくて
何も交わさなくとも廉という存在が
自分がいなくともAの笑顔を守るための
ただ一つの選択だったんだ
海人「本当にすごいよ。廉は本当にかっこいい。
どんな時だって、いつもAのそばにいた。
始まりも、途中も辛いことだってあったはずなのに
廉って全然弱いところ見せないから。
でもずっと、いつでもAのこと一番に考えて
ずっとAの笑顔守ってるよ。」
頭に浮かんでいるであろう廉の姿に
何年も一緒に過ごした友達には似合わないような憧れの眼差し
それが海人らしい
海人「でもね、あの海の日
A、泣いたんだよ。」
あの時助ければよかった、って後悔したくない思いから
Aを買い出しに連れ出したのは海人だった
海人「笑ってて、ずっと、って紫耀に言われて
廉のこと大好きなのに、どうしよう、って
私、最低だ、って。」
苦しそうにグッと歪む表情が
揺れる海人の瞳真っ直ぐと見つめていた
海人「Aが幸せなのは嘘じゃない。
いつも笑顔でいるし、それは廉のおかげだって俺も思ってる。
でも、もし、今紫耀がAを笑顔にできたら
どうなるんだろう、って。」
紫耀に注ぐ視線と反対に小さくなっていく声は
紫耀と廉、それぞれへの思いへの表れで。
二人の背中を見ながらいつもAに寄り添って
Aを支えながら歩幅を合わせて歩んできたただ一人の存在
海人には分かってる。
紫耀と廉のどちらを選んでも必ず幸せは待っててくれてて
ただもう、一緒に歩んできた手を離して
Aの選ぶ幸せへと背中を押す時なんだって。
それが、海人の愛の形なんだ
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らら(プロフ) - いつまでも待ちたいのでどうか完結までお願いします😢海羅さんのペースで構いませんので完結まで辿り着けるのをずっと待ってます！待ってる人がわたし以外にもたくさんいると思います！どうかこれが作品を書くモチベになってくださったら嬉しいです！ (2023年4月16日 21時) (
レス) id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - もう何度も読み返しているのですが、やはりどれだけ読み返しても思うことは、この作品が占ツクで一番だ大好きな作品だなって思うことです！定期的に読み返しては泣いてしまうのですがとっても大好きな内容でお話流れで登場人物同士の関係だったりも理想以上で最高です！ (2023年4月16日 21時) (レス) @page1 id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 更新待ってました…！ありがとうございます！！お忙しいとは思いますが続き楽しみに待っています！ (2022年10月3日 1時) (レス) @page9 id: 2170580ec5 (このIDを非表示/違反報告)
U - 神作。最後は廉くん、紫耀くんどちらのパターンも書いて欲しいです。 (2022年10月1日 15時) (レス) id: 26f8418b7a (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりーむ - 神作すぎません...？ (2022年8月26日 23時) (レス) @page1 id: 3accf3aa3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海羅
| 作成日時：2022年8月23日 2時
