278...Yuta side... ページ2
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どんなに歳を重ねても
紫耀の心が、身体が動くのはいつだってAだけで
その名前をなんの躊躇いもなく投げかけられるのは昔から玄樹だけで
それは羨ましくも、悲しい気もした。
俺たちとはどこか違った紫耀との繋がりがあって
玄樹だけに見せる顔
玄樹だけにこぼす言葉
時には悪者にだってなれる玄樹を
時に遠く感じてしまって、俺たちが離してしまっているような気もして
けどいつも人の心の中のずっと奥の声を引き出して
現実へと向き合わせる
そうして俺たちは導かれてきたような気がする。
海人「...俺、これからだって紫耀と、みんなといたいよ。
けど、紫耀が苦しいなら誰かが苦しいなら分けて欲しい。
一人で抱えて欲しくない。」
何が紫耀の頭に渦を巻いてるのか分からなかった
けど、チクチクと小さな痛みに耐えてるような表情で
一点を見つめながらグッと口をつぐんでいた
「紫耀がしてきたこと、それはみんな分かってる。
充分だから、だからもう、欲張ってほしい。」
玄樹「Aちゃんに、また何も伝えずに紫耀は名古屋に帰れる？」
苦しく、胸を締め付けるような何かが
頭に浮かんだような顔
紫耀「...それじゃ、」
今にも消えそうな声と少しだけ揺れる優しく切ない眼差し
紫耀「Aの笑顔守ってきた意味なくなるやん。」
初めてな気がした。
守ってきたものを、“自分が”守ってきたものって
自分自身が守り抜いてきた、と確かな自信を初めて見せた。
自分は犠牲になったんじゃない
俺がAの笑顔を奪ってしまうから
そう言っていたのに
初めて自分が守ってきたものなんだって。
そこに初めて本当の“紫耀”を見た気がした
紫耀「Aは今幸せで、クリスマスの時だって
両想いやったんやね、って笑って話せたんやで？
今さら、俺がそんな、そんなのできひんよ。」
笑って話を逸らすことも
自分は後回しでいいって意味を含ませた言葉を選ぶことも
ずっと心にAがいることを見透かされていることですら
誤魔化す気力は紫耀にはなくて
紫耀「ずっと変わってない。
俺はAが笑顔でおってくれたらそれでいい。」
痛みに耐えているようなその笑顔は
何年経っても見慣れることなんてできない
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らら(プロフ) - いつまでも待ちたいのでどうか完結までお願いします😢海羅さんのペースで構いませんので完結まで辿り着けるのをずっと待ってます！待ってる人がわたし以外にもたくさんいると思います！どうかこれが作品を書くモチベになってくださったら嬉しいです！ (2023年4月16日 21時) (
レス) id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - もう何度も読み返しているのですが、やはりどれだけ読み返しても思うことは、この作品が占ツクで一番だ大好きな作品だなって思うことです！定期的に読み返しては泣いてしまうのですがとっても大好きな内容でお話流れで登場人物同士の関係だったりも理想以上で最高です！ (2023年4月16日 21時) (レス) @page1 id: 62e93500a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 更新待ってました…！ありがとうございます！！お忙しいとは思いますが続き楽しみに待っています！ (2022年10月3日 1時) (レス) @page9 id: 2170580ec5 (このIDを非表示/違反報告)
U - 神作。最後は廉くん、紫耀くんどちらのパターンも書いて欲しいです。 (2022年10月1日 15時) (レス) id: 26f8418b7a (このIDを非表示/違反報告)
あいすくりーむ - 神作すぎません...？ (2022年8月26日 23時) (レス) @page1 id: 3accf3aa3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海羅
| 作成日時：2022年8月23日 2時
