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不思議な感覚がした
苦しい、でも
辛い、でも
切ない、でもない
むしろ初夏の風が背中を押してくれてるような
『…ふぅ〜…、よし。』
けど身体中に確かな緊張感は走っていた
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麗香「Aちゃんっ！」
何ヶ月ぶりかのその姿は、少し大人っぽくなってて
まぁ、そりゃもう大人なんだけど
多分きっと、誰かの妻になる。
そんなフィルターがかかって見えたせいだった
『お待たせ、ごめんね。』
麗香「ぜんっぜん！そんなことより超久しぶり！」
『ね、久しぶり！元気だった？』
麗香「うん、元気元気！」
『あっ、そういえば。
…結婚、おめでとうございます。』
姿勢を正して、きちんと頭を下げて
こういう形式張ったことが心を落ち着かせる気がした
麗香「あ、どうもありがとうございます。
あはは、なんか変な感じ。」
そんな私の心境を知るはずもなく
麗香ちゃんもペコっと頭を下げた
麗香「まぁ、正しくは婚約？なんだけどね。
しかも私が結婚結婚言うからしょうがなく、って感じで。」
そんなこと言いながら麗香ちゃんはすごく嬉しそうで
きっとすっごく幸せなんだな、って
紫耀だってこんな大事なこと
しょうがなく、なんてそんな理由で決めない。
そんな人じゃないから、紫耀は。
麗香「でね、ほら結婚式。
きっと色々知ってるんだろうな、って。
Aちゃんもそう遠くはない話だろうし
なによりAちゃんセンスいいから！
一生に一度だから完璧にしたいじゃん？」
キラキラしたその目は希望と幸せに満ち溢れてて
『力になれるか分からないけど、全然相談なら乗るよ。』
麗香「ありがとう〜、すっごく嬉しい！」
式場がどうとかドレスがこうとか
まるで私が旦那さんになるみたいに
麗香ちゃんのおしゃべりは止まらなくて
結婚が目前になったら私もこうなるのかな、なんて。
絶えることを知らない麗香ちゃんの相談は
私のアドバイスでどんどん片付いていって
『ねぇ、いいの？こんなどんどん決めちゃって
紫耀の意見とか、って…。』
スマホの画面を滑る麗香ちゃんの指がピタリと止まる
スマホに視線を落としたまま上がらない顔
…私、まずいこと聞いたかな。
麗香「なんかね、」
さっきとは打って変わったその表情
麗香ちゃんは突然顔を曇らせて
麗香「やっぱりAちゃんには話しちゃおうかな。」
少し目を伏せて話し始めた
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masumi(プロフ) - 初めまして。更新まっていたので嬉しいです(*^-^*)もう一度最初から読み直してみようと思います。続きもどうぞよろしくお願いします＾＾ (2022年8月18日 10時) (
レス) @page46 id: 773d2c854b (このIDを非表示/違反報告)
夏希(プロフ) - 更新してくださって嬉しいです(涙)ありがとうございます！何年も待っててよかったです！前のお話読み返しながら楽しみにしてます。 (2022年8月18日 9時) (レス) @page46 id: 0d02ac1782 (このIDを非表示/違反報告)
なおちゃん - はじめまして。作品読ませていただきました！毎晩子供達が寝てから読んでました。涙なしでは読めなくて、すごいストーリーに入り込んで夢中になりました。続き楽しみにしています！ (2021年5月17日 10時) (レス) id: 9300674cb4 (このIDを非表示/違反報告)
nagomi0625(プロフ) - 先日、この作品に出会い一気に読ませて頂きました。続きがとても気になります！この作品が完結するの楽しみにしています！更新待ってます。 (2021年2月10日 14時) (レス) id: 90023824b3 (このIDを非表示/違反報告)
bloom(プロフ) - とても夢中になって読み進めてしまいました！大変だと思いますが更新頑張ってください！楽しみに待っています (2020年8月8日 11時) (レス) id: 8a8ded8f17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海羅
| 作成日時：2018年2月26日 4時
