Rainbow Rose ～虹色の愛～ (ページ47)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:635,329 hit

47 ページ47

.

キーンコーンカーンコーン～♪

よし、顔合わせ、行かなきゃ。

紫耀「A～顔合わせ、教室どこか分かる？」

よかった、覚えてて。
さすがに忘れてないか(笑)

『うん、分かる！行こう！』

顔合わせは3年生の教室だから

“ すぐ終わるかな～早く帰りたいね～ ” なんて話しながら
階段を降りて別フロアに向かうと

こんな時期だから3年生のフロアには
もう色んな学年がゴチャゴチャで

さっきから
“ ほらほら、平野先輩っ！” とか
“ あ、平野くんだっ…” とか女の先輩後輩の声がして

やっぱ紫耀イケメンだから人気なんだ。

紫耀「さっきお昼食べたのに、もうお腹空いたんやけど～」

なんて私に優しく話しかけてきて
本人は全く気付いてないみたいだけど。

周りからの視線痛いんだけどな～…
まぁ、気づくはずないよね紫耀は

隣で鼻歌歌ってるし。

.

.

教室に入ると、学年ごとに席が分かれてて
何人か先に座っていた。

玄樹「あれ？紫耀！紫耀も大縄だったの？
Aちゃんも！」

紫耀「お～！玄樹もおったんや！」

『玄樹くん、久しぶり！』

岩橋玄樹くん。
私たちの隣のクラスで勇太と中学から一緒。
だから、勇太とすごく仲が良くて
そっから紫耀とも仲良くなったみたいで
よく3人でいるところもみる。

玄樹「本当久々！元気？
っていうかなんか、Aちゃん

可愛くなったね！…………恋でもしてるの？」

えっ、久しぶりに会っていきなり…
しかもなんか地味にバレてるし

ニコニコしながら、よくそんなこと言えるなぁ

……玄樹くん恐ろしい。

.