青色〜after story ✴︎ (ページ9)

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※赤ちゃん予定日の話をしてたところがありましたが
話の構成上、少し時期をずらしました※

11月の中頃に深澤家の赤ちゃんが誕生した。

予定日で休みを取ってたけど
やはり初産で予定日より3日たっても出てくる気配がなくて。

ふっかさんは有給取る気満々だったけど、
産まれる前は仕事しろ！と優菜にそそのかされて仕事に復帰。笑

ようやく陣痛が始まった頃、私が偶然外線を取ってすぐに伝えた。

「あのときのふっかさんの顔動画におさめたかった〜！」

出産を終えてしばらく落ち着いてから会いに行った。

深「バカにすんなよ笑、俺超焦ったんだから」

渡「バタバタしてて、お前それで運転して病院まで行けるか？ってレベルだったな笑」

"おぎゃーおぎゃー"

優「私より焦ってたよ笑、あ、起きたかな〜」

遊びに来たときは寝てたので
起きたならこれが初対面。

リビングから少し離れた場所に設置された
ベビーベッドまで優菜が行ったのを私が追いかける。

産まれる直前まで、性別が全然分からなくて、
最後の検診でようやく見えたらしい。

しっかり男の子の象徴が。

「うわぁ〜、はじめまして〜っAだよ、よろしくねえ…
ちっちゃ、かわいい…なんだこの天使…」

優「あはっ、甘やかしてくれるお姉さんだよ〜笑
いろんなもの買ってもらいなねー」

「おねだりされたら何でも買っちゃうよマジで」

優「抱っこする？」

「ええっいいの？え、大丈夫？
私が抱っこしちゃっていいの？どうやる？」

優「うるさいな笑、ほい、手はこうして…」

「え、え、まって、あ、もう手離す？ねえまって！」

赤ちゃんなんて抱いたことないから
抱き方も分からず、小さくて壊してしまいそうで。

優「離すよ？しっかり抱いててね？」

「はぁーーーーっなんて可愛いの…
もう私今この体勢から動けないけど一生このままでいいかも」

優「何言ってんの笑」

その頃の男たちの会話。

深「マジで男は無力だなって思ったよ。
一生頭上がんないと思う。」

渡「へぇ…」

深「もうちょい興味ないの？笑」

渡「いや…Aが赤ちゃん抱っこしてるの見て
ちょっと想像しちゃったっていうか」

深「産まれた瞬間に俺優菜よりも誰よりも号泣してて看護師さんとかに引かれてたよ笑
でもさ、ほんと幸せだよ、赤ちゃんはもちろんだけどさ自分の子を産んでくれた優菜もめちゃくちゃ愛おしくてたまらん」

渡「なんか…お前らしいわ笑」