青色〜after story ✴︎ (ページ48)

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そして社員旅行でのプロポーズは
本当に予測もしてなかったことで。

夜景の綺麗なところがいいってずっと思ってたから
その通りのシチュエーションだった。

函館山からの綺麗な夜景を2人で見る。
うしろの騒がしくてわちゃわちゃしている声を聞きながら。

深「俺さ、優菜がいちばん大事だよ」

「えっ？いきなりだね、うん、ありがと笑
あたしも辰哉とずっと一緒にいたいな」

深「優菜。俺と結婚してほしい」

そう言って、あたしの左手の薬指に、光る指輪。

「うわぁ…すごい、ありがとう…超嬉しい…！」

佐「ふっかー！こっち見ろよ！すげえぞ！！」

このことはみんなに伝えてなかったのか、
空気を読めていない人。笑

「そろそろ戻んないとね！笑」

んでホテルに帰ってきたはいいけど、
あたし大事なこと言ってなくない？

ありがとうって何？いいよってことで受け取って貰えたかな？

嬉しさだけでその場で思ったことしか言わなかったけど、とAに言ったらすぐ言いなよ！と背中を押してくれた。

タイミングよく部屋に来た辰哉とAを入れ替えて
改めて辰哉にあたしから。

「…さっきは曖昧なところで終わっちゃったけど…
ありがとう。あたしのこと、よろしくお願いします」

深「よかったぁぁぁぁあああ！
俺断られんじゃねえかって思って笑」

「指輪もらっといてそれはないよ笑
サイズとかどうやって？」

深「優菜結構オシャレ感覚で指輪つけてんじゃん。
あと寝たらビクともしないから、普通に寝た後に指測った笑」

「あたしが寝たら起きない人でよかったね」

深「俺世の中の男で1番指輪選びに苦労しなかった自信ある」

「かわいい、この指輪…」

深「これは婚約ね？俺は結婚指輪もつけてほしいし
結婚式もあげたいと思ってる。」

「あたしも結婚式あげたい！」

深「2人でいろいろ決めていこうな」

入籍する日も、色々悩んで候補もたくさんあったんだけど
覚えやすい方がいいって言ってたから、

3.14。円周率、永遠に終わることの無い…という意味を込めてその日にした。

実はこれは阿部さんの提案だったり。笑

そして、結婚式もすぐやりたい。ってことで
調べまくって、下見とかもして、2人が1番気に入った式場が一致したから、そこで即決まった。