検索窓
今日:94 hit、昨日:89 hit、合計:116,198 hit

ページ45

.



ピーンポーン


真っ暗な部屋に、呼び鈴。

Aかな?いや、でも鍵持ってるはずだし。
忘れたのかな、とか思って無防備な姿で開けたら
そこに立ってたのはふっかさんで。



思わず開けたドアを閉めた。




深「えっ!?ちょ、佐々木ちゃん!?
なんで閉めんの?開けてよ」



スウェットにボサボサな髪、スッピンの顔。

こんな姿で好きな人の前に出られるわけないじゃん。





深「…開けるよ、」

鍵を閉めないままのドアは簡単に開けられてしまって。





「…何ですか、」


深「何って、連絡こないし…心配になったの」


「やっぱり、あたしだけ好きだったんだなって思いました。もう、いいです。別れ…っ、」



別れたい、と言いかけたとき強く抱きしめられた。




深「…ごめん。不安にさせて、ごめん。」


「一方的にあたしが連絡して、ご飯もあたしが誘って…
ここ行きたい、っていうのもあたしが言ってて
…好きって伝えても、俺もしか言わないし、キスも…つめたい」



昔遊んでたって話は本人から聞いたから

好きじゃなくても体を重ねることはできるんだって
もしかしたらあたしもそうなのかもって思った。




深「…好きだよ」


「…へ、」


深「連絡こなくて焦ったし…ご飯もなんか物足りないし、俺から連絡するのも何て言ったらいいか迷って、ここに来た。」


「…ホントに、好き…?」


深「最初は、そのうち好きになればいいって思ってた。ごめん。
でも、今…めちゃくちゃ好きになってる。」


「ふっかさん、やっと言ってくれた…」


深「好きだよ、優菜」


「え、いま、名前……んっ、」




初めて想いが通じ合ったキスはとてもあたたかいものだった。






深「俺のことも名前で呼んでよ」


「えっっ!、た、たたた、たつ…、たつ、くん、」


深「めちゃくちゃ噛んでるみたいじゃん笑
まあ、そのうち呼んでよね?」


「がんばります、」



と、ようやく本当の意味で付き合うことができた。


それからはちゃんとみんなに報告した。

◎→←◎



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (175 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
918人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 目黒蓮
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

r_inaaa6(プロフ) - 途中泣きながら一気読みしてしまいました!after story楽しみにしてます♡これからも更新頑張ってください! (2月8日 16時) (レス) @page7 id: ee744ba5ce (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月8日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。