青色〜after story ✴︎ (ページ42)

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出産して赤ちゃんと一緒に退院できるように
最後の検診。

一応昨日の時点で何もなかったから、今日退院出来る予定。

病室で翔太くんに連絡して、赤ちゃんも検査が終わるまで待つ。

急に入院決まっちゃったから
翔太くん、ちゃんとご飯とか食べたかな…。

洗濯とか溜まってないかな…

先生「渡辺さん、最終検査も問題なかったし赤ちゃん、一緒に帰れるよ」

「よかった…。ありがとうございます」

先生「旦那さん迎えに来るの？」

「もうすぐ着くみたいです」

先生「渡辺さん、結構出血量多かったし産後1ヶ月くらいはお母さんもボロボロなんだから、家帰っても無理しちゃダメよ？あなたもなるべく安静にしててね。」

「心がけます、笑」

先生「旦那さんとも家事は協力しながらね。
何かあったらいつでも連絡してください」

「ありがとうございます、お世話になりました！」

そこでちょうどよく翔太くんが病院に着いて退院の手続き。

先生「また1ヶ月後、元気に会いましょう！」

渡「ありがとうございました」

「ありがとうございましたー！」

約1週間ぶりの家。

「ただいま〜やっぱり家がいちばんだな」

ちょうど寝ていた赤ちゃん、
ベビーベッドに寝かせて家を見回る。

渡「おかえり。」

「あれっ、思ったより綺麗」

渡「俺だってやるときはやるし笑」

「変に綺麗好きだもんね、ありがと
ご飯ちゃんと食べてたの？洗濯物は？」

渡「作り置きの食べたり…出前頼んだり…」

脱衣場に行くと洗濯物はたまってないし
ちゃんと干してもある。畳まれてるのもある。

「…誰がやったの？」

渡「なんで俺だって思わないの？」

「翔太くんがやるとは思えないし…これは…優菜かふっかさんが来たか。お礼しないとね」

服や下着のたたみ方って、家庭で違ったりするし
優菜って独特なものがあったりするから笑

渡「まぁ…ごめん、勝手に…ふっかに来てもらって…
洗剤とか柔軟剤とか…見てもらった」

「だろうね。それくらい分かると思ってた私がバカだったなー。」

渡「はあ？もう覚えたし！今日から俺がやるから！！」

こんなやる気の翔太くんも珍しい。

自分でやる方がなんだか早い気もしたけど笑、
先生もなるべく安静にって言ってたし。

これからも幸せな家庭でありたいな。
翔太くんと、2人の子どもと…もっと増えるならそれもいい。

「じゃあお願いね、パパ！」

渡「おう、任せろ！」

Fin.