青色〜after story ✴︎ (ページ40)

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やっぱりつわりがひどくて、
休みの日はずっと寝込んでたり、仕事終わりも何もできなくて気付いたら寝てて。

でもある日突然ご飯が食べれるようになって、
ようやくつわりが終わったんだと嬉しくなった。

翔太くんもずっと文句も言わずに
家事もなんとかやってくれたり、私のわがままも全部聞いてくれたり、

なんか、めちゃくちゃ…優しかった。

安定期に入った頃、仕事終わりの私たちは
休みで家にいたふっかさんの家に。

「だいぶ大きくなったねぇ」

1人目の子も、お腹も大きくなってて
優菜のところはもうそろそろかな、とか思ったけど
本題はそこじゃなくて。

「早めに言っとく？」

渡「そうだな、ふっか、佐々木…ちょっと俺らから…」

深「えっ何？」

「実は今妊娠してまして…安定期すぎたところです」

深「えぇっ！？おめでとう！！！」

優「おめでとうA」

深「てことは、ウチの2番目の子と一緒だ、
すげえなんかエモいね」

「たしかに。エモい。笑」

渡「これから会社とかにも言って、とりあえず産休入るまでは働きたいってAの意思を尊重することにした」

深「そっか。何か辛かったりしたらちゃんと言うんだよ？遠慮はしないように。
できるだけ事務仕事優先にしてあげるね」

「ありがとうございます」

男2人で何やらゲームをやってるので
こっちはティータイム。

「やっぱり分かってたか」

優「なんとなくね。笑
なべさんが相談しに来たときの感じがおかしかったし」

「あ、あのときか、サプリとかありがとね」

優「妊娠かな？って思ったから確信的なことは言わなかったけど、なべさんに伝わるように助言したの笑」

「めちゃくちゃ優しかったもん。笑
今はつわりも落ち着いて、いつもの感じに戻っちゃったけどね」

優「ほんっとあの人超不器用だよね〜？笑」

ふっかさんみたいに分け隔てなく優しくて頼りがいのある人もすごく憧れるけど

翔太くんみたいな人見知りで少し人に誤解されやすいけど
本当はとびきり優しいってこと

こんなの私だけしか知らなくていいもん。

「なんかさぁ…結婚したら家族みたいになるってよく聞くけどそんなことない……と思う、今のところは。」

優「今のところは笑
あたしだってもう2人産んでるけどあっちがまだすごく恋人感を出してくれててあんまりマンネリ化してないかも」

「あは、ふっかさんっぽい」