青色〜after story ✴︎ (ページ35)

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早番で17時には退勤してきたのに、
気付いたらもう19時を過ぎていた。

渡「うわ、めっちゃ電話きてるわ」

「翔太くんどうしたの、今日」

渡「…ごめん、ちょっと無理やりだったな」

「そんなことないけど…」

渡「知ってる？人ってさ、極限に疲れてたりする方が逆に子孫を残そうとするレベル高いらしいよ」

「そんなこと考えてたの？」

渡「大事なことだろーが笑
別に極限に疲れてたりはしてないけど、それなりに仕事でヘトヘトだし、心が疲れんだろ、Aが。
こればっかりはタイミングもあるし…。
ようやく来てくれたときにはめちゃくちゃ喜べるじゃん。」

ふっかさんから2人目のこと聞いたのかなぁ。
ほんとにこういうこと察する能力すごいんだよな、翔太くんって。

「んふふ、そうだね、ありがと。翔太くん大好きだよ」

渡「…早く行くぞっ！急かされてんだよ、ふっかに」

「誰のせい！？笑」

準備はもう出来てたから、
身だしなみを整えてから急いで出発。

家に着くと案の定ふっかさんからのお説教。笑

深「めめと康二はもう来てんだけど！？
何してたの！？」

「ごめんなさい、ふっかさん
うわ、おいしそー！」

渡「ごめん笑」

深「Aちゃん絶対聞いてないよね！？
もう、仲良いならいいんだけどさ。」

優菜もゆったりとした服を着てる。
お腹も出てきたのかな？

優菜に対して抱いていた黒い感情のようなものも
さっきの翔太くんのおかげで無くなった気がした。

今は素直に受け止められて心からおめでとうの気持ちでいっぱいだった。

「優菜、ちょっとおなか出てきた？」

優「あ、わかる？ちょっとずつね！」

目「え？そういうこと？聞いてないよ俺」

優「辰哉まだ言ってないの？」

深「今日言おうかなって思ってたわ
あ、翔太には言ったか」

渡「うん、おめでとう」

優「ありがとうございます！」

向「え！？そういうこと！？」

「反応おそ笑」

ちょっと悟られちゃったけど、
みんな集合してから改めて報告するらしい。

元気に産まれてきてほしいな。