青色〜after story ✴︎ (ページ33)

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3歳になるまでは家でしっかり子育てする、
と決めていた深澤家のお子さんはもうすでに1歳を迎えて時の流れを感じた。

そのお祝いのプレゼントを持って
また休みの日に遊びに来た私。

「1歳おめでとう＆優菜もママ1年おめでとうの品ですー」

優「ええっ？あたしにも？神様じゃん
ありがとう！」

「たいしたもんじゃないけど…なんかすっかり見ないうちに大きくなったねぇ…」

優「後追いがすごくてさぁ、トイレもゆっくりできないよ笑」

「ちゃんとママやってるね、優菜」

優「あ、そうだ。まだ誰にも言ってないというか、これから言うんだけど…実は、2人目…いるんだぁ」

「えっ！？おめでとう！！
2人目かぁ、、ふっかさんまだまだ頑張ってもらわないとね笑」

優「本気で5人頑張るつもりかもしれない…笑
…なんか、臭うね。笑オムツ替えてくる！」

優菜、2人目か。

実は私たちも妊活を始めたんけど…なかなか結果が出てない。

そんなときに2人目できた、って聞いたらなんだか
自分がダメな気がしちゃった。

まだ始めたばっかりだし気にしないようにしよ。

「予定日は？」

優「5月だよ、辰哉と同じくらいの時期なんだよね笑」

「そっか、楽しみだねぇ女の子だったらふっかさんメロメロだね笑」

優「今でもそうだもん、なんか想像できちゃう笑」

家に帰り、どうしても考えてしまう赤ちゃんのこと。

そんなこと考えながら料理なんてしてたら
案の定ケガして、火傷もした。

帰ってきた翔太くんにはめちゃくちゃ怒られた。

疲れてるときとか具合悪いときは飯なんて作るな！
連絡いれといてくれれば買って帰るし
カップ麺もあるから何とかなる。

俺の夜ご飯の為に命かけんなって、
すごく大げさなこと言われた。笑

心配してくれてることはすごく伝わった。

お風呂上がりのまったり時間。

渡「んで、その変なのは何？」

「変なのって何、笑」

渡「隠せてると思ってんの？
お前のおかえり聞いた時から変なの分かってたわ」

うわ、すごい。
声聞いて分かるって、こういうとこすぐ気付く。

「んー、ちょっと悩み事……」

渡「手切ったり火傷するくらいの悩み？」

「うん…」

渡「俺には言えない？」

「もうちょっと、ひとりで考えたい。ごめん…」

渡「…わかった、俺も力になるから。
俺はAいてくれれば…幸せだから…、おやすみ」

そう言って部屋に言った横顔は赤くなっていた。

…ありがと、翔太くん。