青色〜after story ✴︎ (ページ24)

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パンフレット撮影も順調におわって、
写真選びやら構成やらで、また毎日残業の日々が続いている翔太くん。

そして、出勤の朝も早い。
コーヒー飲みながら、パソコンを開いて家でも仕事してる翔太くんに申し訳ないけど少し声をかけた。

「ねえ、翔太くん…」

渡「ん？」

「…今日は、何時くらいになりそ？」

渡「んー、今日も日付け超えるかな…」

「…そっか、無理しないでね？」

渡「ん、サンキュー、じゃ行ってくるわ
またあとでな」

「うん、気をつけて…」

そう言ってそそくさと出ていっちゃった。

「はぁ…やっぱり翔太くんって記念日とかそういうの頭にないよなあ、」

気分を切り替えて、私も出勤だから準備しよ。

深「おはよーAちゃん」

「あ、ふっかさんおはようございます」

深「翔太、忙しそうだね？俺も手伝ってはいるんだけどさーなかなか思うように進まないんだよな」

「今は何言っても無駄なんで好きなようにやらせてます笑」

深「Aちゃん、なんか…大人になったね」

目「ふっかさんおじいちゃんみたい」

深「おじいちゃんってなんだよ、せめてお父さんだろ」

「おじいちゃんだね」

深「Aちゃんまで笑
今日は翔太、ちゃんと帰らせるからね」

「そんな、気つかわないでください」

深「優菜に強く言われてんだわ、結婚1周年はちゃんとしてあげてって。だから、遠慮すんなよ」

「ありがとうございます、優菜に連絡しときます笑」

そう、私たちの結婚1周年の日。

私は結構大事な1年目の記念日だと思ってたんだけど…
まぁ、あの人はそんなの気にしない人だよなあ、と思うことにした。

優菜もふっかさんも神様に見える。

渡「あ、A、今日ふっかが定時で上がっていいって言ってくれたから、19時には上がれるから、20時前には帰れるかも」

「え、ほんとに？やった、待ってるね！」

私は18時には仕事終わるし、
スーパー寄って買い物して…ちょっと豪華なもの作ろ。

予定が全然わかんなかったから、お店とかも予約出来なかったし、せめて豪華な食事とケーキとかでお祝いしたいし。

18時ですぐ退社した私は自転車をマッハで漕いで
スーパーで急いで買い物。

実は数日前には予約してたケーキ屋さんにケーキを取りに行って、家に帰ってからすぐ準備。

翔太くん、びっくりするだろうな…ふふ。

2人でご飯食べるのも久しぶりだし、楽しみ。