青色〜after story ✴︎ (ページ3)

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「翔太くん！！！起きて！！！！」

一応まだ独身なわけで、寮に住んでる私たち。
まあ、ほぼどっちかの部屋にいるけど。笑

今日はみんなには事後報告にしようと決めた、
フォトウェディングの日。

と、入籍日を一緒にした。

もーーーっ、朝イチで婚姻届出しに行こうって言ったの誰！？！？

一応早めに目覚ましかけて起きたけど
隣の彼は起きそうもない。

諦めてキッチンにお茶を飲みに行く。

「翔太くんって別に特別感とか感じないか…」

渡「感じるわ、アホ」

「朝から口悪いな」

私が写真だけでも撮りたいって言ったら、
そのときだけはいつもみたいにクール気取ってたくせに

その日の夜にめちゃくちゃいろんなパンフレットを
持って帰ってきてくれた。笑

職業柄、結婚式と無縁ではないから
営業先にあるんだろうな。

こういうときは料金気にしないでやりたいことやれって
言ってくれたおかげでかなり奮発してる。
こりゃしばらく節約生活だ…

区役所に婚姻届を出して、晴れて夫婦となった私たち。

「なんか…あんまり実感ないね。笑」

渡「…だな笑」

右手はハンドルをもって
左手は私の右手と繋ぎながら
フォトウェディングの場所へ向かう。

着いたらすぐ着替えやヘアメイクも全てやってもらう為
翔太くんとは別々の控え室へ。

担当のお姉さんは打ち合わせのときから
とっても親身になってくれてワガママも可能な限り叶えてくれた人。

担当「Aさんやっとですね〜！
私も楽しみにしておりましたよ！！！
1着目はまずウエディングドレスです。
隣のチャペルで撮影しますね〜」

カタログを見た時に一目惚れしたウエディングドレス。
翔太くんには選んだものは全部内緒。

それに合わせて翔太くんの衣装も選んでくれて。

あ、翔太くんは私ベースで決めると言ってくれて
着るものも私の着るものに合わせた候補から選んでくれた。

男性陣はすでにチャペルに移動してるとのことで…初めてのタキシード…！

「うわ……翔太くん……タキシード…めちゃくちゃいいじゃん…」

「おう…お前も…めちゃくちゃ似合ってる、」

カメラ「何枚か撮影しますんで、そのままお話しててください！
ちょっとお顔近づけられますかー！
あ、旦那さん腰に手回すような感じで！
奥さん首に手回してみてー」

このカメラマンさんもたくさん指示してもらったおかけで
結構いい写真が撮れたかも。

担当「移動しまーす！」