青色〜after story ✴︎ (ページ18)

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時は過ぎて、桜舞う季節がまたやってきて。
ふっかさんは育休から復帰。

社内でも割と上の立場にいるふっかさんと翔太くんは
昇格して、2人とも課長となった。

ちなみに蓮と私は主任に抜擢された。
後輩も増えてきたし、中堅的な立ち位置で、また現場のリーダーとして、とふっかさんの推薦により。

課長ともなると、現場での仕事は少なくなって
営業の仕事だったり、打ち合わせに出たり、
お客さんが来てみたり、忙しそう。

深「手短にミーティングするよー集まって！
今年から新人の教育と人選を目黒に一任するから
何か意見があったり問題があったら目黒に言ってね〜」

朝のチェックアウトが終わってから
チェックインが始まるあいだの、少し落ち着いた時間にミーティング。

ふっかさんは相変わらずこんな感じで課長やってる。笑

永「今年は何も問題起きませんようにー」

蓮の下で頑張ってる永瀬もこんな調子。

まあでもたしかに、さすがに課長に手出す人はいないだろうし…。

目「とりあえず研修でまわってくるひとたちは
例年通りお出迎えとかお茶出しとか、浴衣の方とかやってもらう感じでこの子いいなって思ったら俺かAに教えてねー」

渡「あ、今日俺宛てに◯◯印刷の木村さんって人くるから、来たら俺呼んでー」

深「俺は今日昼過ぎから外出してそのまま直帰するから
何かあったらなべかめめに言ってね」

ふっかさんは会議の進行役になったり
ホテル内でのイベントを企画したり、それにそって装飾の全体像を決めたり、指揮官になることが多くなった。

そして翔太くんは決まった企画やイベントの
リーダーになったり現場に赴いて指示したり自分でやってみたり。

ふっかさんが全体像を決めて、
それを翔太くんがみんなに伝えて形にする、

結構それが楽しいらしい。

でも、前みたいに仕事漬けで帰ってこなくなるってことはなくなった。

まあ相変わらず、帰りは遅いから
優菜の家に遊びに行って、愚痴大会開いたりするけど。笑