青色〜after story ✴︎ (ページ16)

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「翔太くんごめんっ、ゆっくりしすぎた。笑」

渡「ほんとだよ、風呂で倒れてるかと思ったわ笑
あ、着替えありがとな」

着替えを受け取って、念の為持ってきた体拭くシートをこれでもかと使い倒して、
ゆっくり着替え始めた。

渡「ふっかが仕事みんなに振ってくれたおかけで
年末年始落ち着いたらさ、有給消化も含めてちょっと休めって上から言われた。」

「うん、それがいいよ」

渡「Aも休んで、有給たまってるっしょ」

「え？」

渡「2人で出かけよ」

「嬉しいけど…身体休めてほしいよ」

渡「休み中ずっと出かけてるわけじゃねえよ笑
2泊くらいで、どう？」

「…行きたい！」

渡「うし、決まりな」

「…翔太くんめちゃくちゃ元気じゃん」

渡「めちゃくちゃ熱あるんですけど」

「早く寝な？」

渡「お前が帰ってこないから起きて待ってたんだろーが笑」

「ああ、ごめん笑、もう寝ていいよ」

渡「Aきて、」

珍しく布団に誘ってきた。

いつもは一緒に寝たがらない人が。笑

「…熱あると素直でかわいいのに」

渡「熱なくても素直でかわいいだろ」

そのままキスしようとせまってきたから
慌てて手で止めた。

「こらっ病人は黙って寝なさい」

渡「最近Aに触れてない」

「まずは熱下げて体調よくしないとね」

渡「一緒のベッドにいんのにそれはないだろ…」

「じゃあ帰るよ」

渡「分かったよ、じゃあこれだけ」

私を抱き枕代わりにでもするのか
これまた珍しく腕枕からのハグで寝ようとしてる。

今までこんなことなかった…！
心臓バクバクしてる。

渡「おやすみ」

「おやすみなさい」

黙って寝るかと思いきや

「…ちょっと、手が」

渡「こんくらいいいじゃん」

「だめ。」

と服の下から手をすべりこませて
ただ背中…腰あたりをすりすりされてる私。

ま、今日くらいはいっか。と
気にしないまま次目を覚ますときはもう朝だった。