第9話 ページ10
「いいけど……よろしくね、イリーナ」
「ヌルフフフ、いいですねぇ、女同士の友情……」
「何ジロジロ見てんのよ、エロダコ!」
イリーナはタコに向かって銃をバンバンと乱射するが、すべて当たらず避けられる。
「これが、マッハ20……」
「すごいでしょう、柚希先生」
突然タコに先生をつけて呼ばれ、驚く。
「先生、ですか」
「もちろんです。あなたは公安といえど、ここに来ればみんな等しく暗殺者であり、生徒であり、教師です。私のことは殺せんせーと呼んでください」
「ふふっ、殺せんせーですか。いいネーミングセンスですね」
「名付け親は茅野カエデさんですよ。生徒の一人のね」
タコは、とても優しそうに微笑んでそう言った。
この人……生物の様子を見ていると、こいつが本当に生徒を大事に思っていることが伺える。
こいつになにがあったのかは知らないが、今はターゲット。
私の仕事は、こいつを殺して日本に、世界に平和をもたらす事だ。
「本当にあなたは生徒が好きなんですね。私もやるからには、あなたを絶対に殺してみせますよ」
笑顔でそう言うと、タコの顔には赤いマルが現れた。
「素晴らしい、さすが警察官ですね!では月曜日から、よろしくお願いします、柚希先生」
「はい」
烏間さんは、ホッとしたように少し笑っていた。
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恋(レン) - めちゃおも!ガンバって!сражатесь! (2018年6月30日 23時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
れいんぼぉー(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます!ほぼ私が読みたいがために書き始めたようなものなのですが、そう言っていただけると嬉しいです!これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします! (2018年1月6日 8時) (レス) id: 6eca2fb2bd (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - めっちゃ面白いです!!どっちの話も好きなので、こういった小説が読めて凄く嬉しいです!これからも更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2018年1月6日 0時) (レス) id: 245aacf69a (このIDを非表示/違反報告)
れいんぼぉー(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます!更新、ゆっくりかもしれませんが頑張っていくので、応援よろしくお願いします! (2017年12月24日 11時) (レス) id: 6eca2fb2bd (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2017年12月23日 19時) (レス) id: a78c622004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいんぼぉー | 作成日時:2017年12月23日 14時