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第2話 ページ3

「あ、降谷さん、お帰りで……と、杠葉さんも」


私たちがオフィスに入った途端、部下の風見がバッと立ち上がった。
本当に風見って、降谷大好きだな。


「ああ、今帰った……こいつも」

「なんで私はおまけなの二人とも?」

「また逃げ出したんでしょう」

「まあ合ってるけど」


ぶーぶーと部下に文句を言いながら、渋々自分の席につく。


「杠葉さん、その気まぐれ、どうにかならないんですか……」

「何言ってんの風見。私から気まぐれ要素取り除いて何が残るのよ」

「真面目なあなたです」

「無理ね」


真面目な自分なんて、想像するだけで身震いがする。
どうするんだろう、私が自由気ままに行動しなくなったら……?

……降谷が喜ぶ。そんなの絶対させない。


「A、今変なこと考えなかったか?」

「いやいや、とんでもない!で、降谷、私の仕事ってなに?また山のような書類が来るんじゃ……」

「安心しろ、今回は現場のようだぞ」

「現場?潜入捜査なの?」

「ああ、そうらしいな」

「って、降谷知らないの?」

「どうやら、警備局長からお前に声がかかったらしい」


まさかの言葉に、今度は私がガタンと立ち上がる。
警備局長と言えば、ほぼこの組織のトップのような存在。

そんな人から、一端の捜査員の私に声がかかるとは……


「ちょっと降谷、警備局長って……」

「ほら行くぞ。局長室だ」


平然と立ち上がってオフィスを出ていく降谷の後を、急いで追いかけた。

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設定タグ:暗殺教室 , 名探偵コナン , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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恋(レン) - めちゃおも!ガンバって!сражатесь! (2018年6月30日 23時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
れいんぼぉー(プロフ) - 朝霧さん» ありがとうございます!ほぼ私が読みたいがために書き始めたようなものなのですが、そう言っていただけると嬉しいです!これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします! (2018年1月6日 8時) (レス) id: 6eca2fb2bd (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - めっちゃ面白いです!!どっちの話も好きなので、こういった小説が読めて凄く嬉しいです!これからも更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2018年1月6日 0時) (レス) id: 245aacf69a (このIDを非表示/違反報告)
れいんぼぉー(プロフ) - 銀狼さん» ありがとうございます!更新、ゆっくりかもしれませんが頑張っていくので、応援よろしくお願いします! (2017年12月24日 11時) (レス) id: 6eca2fb2bd (このIDを非表示/違反報告)
銀狼(プロフ) - とても素晴らしい作品ですね!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2017年12月23日 19時) (レス) id: a78c622004 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れいんぼぉー | 作成日時:2017年12月23日 14時

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