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そんなことがあってから数日。
毎日毎日、元カレくんと一緒におるって考えたら仕事にも身が入らへんくて、余計に残業することが増えてもうた
せやけど、今日は休日でともとお家でまったりする予定やから、ともをたくさん充電できるねん！
その予定やったのに...
緑「大毅〜、ちょっと出掛けてくるなぁ」
赤「ええけど、どこ行くん？」
緑「のんちゃんが今すぐ相談乗って欲しいって言うから、ちょっと話聞いてくるだけ」
ここで、行かへんで
なんて言ったらともはどんな顔をするんやろうか
ともは可愛らしい見た目に反して、俺よりも男らしくて
さらに、真面目で世話好きである
やから、そんなこと言うても止められへんことは知ってんねん
赤「行ってらっしゃい
夜ご飯までには帰ってきてな」
緑「おん、わかった〜」
ごめん、会っていい時間の期限を付けることくらい許してな？
とも、意外に俺は嫉妬深いねんで
玄関で靴を履いてるともの後ろ姿に語りかける
声にならへんのは、俺がビビりやから
ともに女々しいって思われるのだけは避けなあかん
惚れた弱みっていうのはよくできた言葉やなって、ともと出会ったから何回感心したことか
緑「大毅、大好きやで」
赤「...」
緑「じゃあ、行ってくるな」
ドアが閉まり、玄関には1人立ち尽くしてる俺
あー、ともには敵わんな
俺が嫉妬して、不安に思ってることがわかってるんかもしらん
人を思いやって、人に優しくできるとも
元カレなんて気にしてなくて、1人の友達の相談にのるだけっていう感覚やと思うねん
なら、俺はともを信じて待つのみ
やけど帰ってきたら、俺にいつもの倍は構ってもらうで？
fin
元カレということを気にしない緑くんとめっちゃ気にして嫉妬する赤くんの話でした
続く
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作者名：ナナイロ | 作成日時：2021年5月28日 22時
