俺の宝物（赤×緑） (ページ11)

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赤side

一か八かの作り話を考えながら、神ちゃんの家までの道を歩くが、

神ちゃんのことやから、すぐに見破られるかと思い、考えるのをやめる

ほっこり鈍感なくらいが可愛いのにな、、

神ちゃん家に着き、ドアの前で一人シュミレーションをする

アイスも溶けだしてきて、時間制限が近づいてくる

大きく、深呼吸をしてインターフォンを鳴らす

緑「なに、、」

赤「これ、一緒に食べようと思って」

アイスが入った、コンビニの袋を見せながら言うと、

緑「とりあえず、中入って」

それだけ言って、リビングに行ってしまった

まだ、怒っているみたいだけど、俺にはこの甘いアイスがある

リハ通りにいけば、それでいい

緑「で、それなに」

赤「アイスクリームやで

バニラかチョコ、どっちがええ？」

緑「バニラ」

赤「はい、どうぞ」

やっぱり、君は甘い方をチョイスするんやね

甘いものを食べるときは、幸せそうな顔をする神ちゃん

『ありがとう、今日も負担軽減してくれて』とアイスに向かって、心のなかで言う

赤「さっきは、ごめんな」

緑「俺も言い過ぎた、ごめん」

無事に仲直りできて、ほっとする

『心配事の９割以上はおこらない』って、前に神ちゃんが言ってくれたことを思い出す

これからも喧嘩をすることがあると思う

それでも、あの手この手で何がなんでも仲直りしたる

『しっかりついてこい』くらいがかっこいいけど、神ちゃんと仲直り出来るならいいや

赤「大好きだよ、神ちゃん」

大切なキスは、甘いセリフと、、