私を好きになってくれて、ありがとう。 ページ10
その日の夜。
焦凍今から、駅前にきてくれねーか。
焦凍返事が聞きてえ。
焦凍待ってる。
A今から行くね。
まだ、答えははっきりとは出てない。
でも…………
答えなきゃいけない。
A「焦凍！待った？」
轟「大丈夫だ。
……それで、告白の返事は…。」
A「うん。あのね。考えたんだけど。
焦凍がそんな風に思っててくれてすごく嬉しかった。
でも、私、恋がどんなものかわかんないの。
そんな気持ちで付き合うのは失礼だと思う。
それに、今は、かっちゃんみたいなヒーローになるために、
頑張りたいの。
…………だから、ごめんね。
焦凍とは、これからも、友達でいたい。」
焦凍の顔が、一瞬、少し歪む。
でも、焦凍は優しい。
すぐにその表情は、元に戻っていた。
轟「わかった。
でも、
俺が嫌いなわけじゃねえんだろ？」
A「うん。」
轟「俺、すぐにはお前の事、諦められねえと思う。
俺の事、嫌いじゃねえんだったら、
まだ、好きでもいいか？」
焦凍らしい、優しい答えだ。
私はこんないい人を振ってしまったんだ。
答えられなくて、ごめん。
A「うん。ありがとう。私を好きになってくれて。」
焦凍への、罪悪感と共に感じたのは、
君に抱きしめられた時の、温もりだった。
なんで、今君の事を思い出してるんだろう。
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雷奈 - 作者の雷奈です！コメ欄にて、リクエスト受け付けております！詳しい事は本編の「作者からのお知らせ！」を読んで頂けると嬉しいです！リクエストは、くださった順番で消化しますので、是非是非、お願いします(土下座)。 (2018年10月2日 16時) (
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作者名：雷奈 | 作成日時：2018年10月1日 18時
