ぶっ殺してやる。 ページ28
A「……かっ…ちゃん？
この血………何？
血…多すぎるよ…止まんない…どうしよ…
私が？やった……の…？」
何これ。
どうして。
現実なんだと信じたくない。
爆豪「めー…覚める……のおせー………ん…だよ。
バ…カ…A。」
息も絶え絶え、
喋るだけで、苦しそうに、歪む顔。
それでも、君は
いつもの、勝ち気な声で、そういった。
声を出すだけで傷口や口からも血が滴っていた。
死柄木「やっと起きたの？A。
爆豪君は、自分が死にかけても、君を助けたかったみたいだ。
何だ？その目は。
爆豪君をあんな風にしたのは、僕たちじゃなくて、
A自身だよ？
悲しいよなぁ。
好きな人のためにしたことが、余計好きな人を傷つけてしまうなんて。」
うるさい。
黙れ。
お前らに何がわかる。
A「…………。
お前らなんか。
かっちゃんを傷付けるお前らなんか！
ぶっ殺してやる。
私が……私がぶっ殺してやる！死ね！クソヴィランが！」
かっちゃんを傷つけた。
許さない。
死ね。
殺してやる。
それだけしか私の頭にはなかった。
個性は私の感情に比例し、誰にも止められなかった。
わたしは、目に入るものすべてを攻撃した。
斬り刻み、投げ飛ばし、そればかりを繰り返した。
何もかもどうでもよかった。
理性なんか、とっくになくなっていた。
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雷奈 - 作者の雷奈です！コメ欄にて、リクエスト受け付けております！詳しい事は本編の「作者からのお知らせ！」を読んで頂けると嬉しいです！リクエストは、くださった順番で消化しますので、是非是非、お願いします(土下座)。 (2018年10月2日 16時) (
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作者名：雷奈 | 作成日時：2018年10月1日 18時
