夢を、見ていた。 ページ27
Aside
夢。
夢を見ていた。
女の子のヴィランが、かっちゃんを攻撃する夢。
なのに、かっちゃんは全然抵抗しなかった。
ボロボロなのに。
かっちゃんは何かを叫んでいた。
必死に。
訴えるように。
絞り出すように。
なぜか悲しくて。
なぜか怖くて。
泣き出してしまいそうだった。
最後に、女の子はかっちゃんを押し倒し、胸を切り裂いた。
その瞬間、視界が光で覆われ、真っ白になった。
懐かしい光だった。
誰かが、呼んでいる気がして。
そこで気づいた。
最後に女の子が使ったのは、かまいたちの刃だった。
私の、個性。
じゃあ、あの子は……
次第に光は消えて行き、
代わりに私の視界に映ったのは、
さっき見た光景とそっくりな、
血だらけで動かない、
私の、ヒーローだった。
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雷奈 - 作者の雷奈です！コメ欄にて、リクエスト受け付けております！詳しい事は本編の「作者からのお知らせ！」を読んで頂けると嬉しいです！リクエストは、くださった順番で消化しますので、是非是非、お願いします(土下座)。 (2018年10月2日 16時) (
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作者名：雷奈 | 作成日時：2018年10月1日 18時
