６ー３ ページ15
信号待ちで車が止まっている間
２人とも無言で前を向いていた
無言なのにその空間は心地よくて
永遠にこの心地よい時間が続けばいいのにって思ってしまった
信号が青になり
二宮くんがアクセルを踏んだら車が動く
こんな当たり前の動きでさえも愛おしく
感じてしまう私はかなりの重症
ふとここで気づいたことがある
私、ここの助手席でいいのかな…
二宮くんはアイドル
私は普通のOL
撮られたりしないのかな…？
横を見るとなんとも思ってなさそうな二宮くん
「二宮くん」
『んー？』
また信号に引っ掛かりブレーキを踏みながら返事をしてくれる二宮くん
車が止まったらハンドルを握ったまま
私の方を向くから目があって恥ずかしくて目をそらしたら
『何、目ぇそらしてんのよ笑』
『んで？』
「私…ここでいいのかな」
「えっ、あ、あの…その、二宮くん…アイドルだし、その…」
『あー…撮られたりしないかってこと？』
こくこくとうなずくと
『はぁ〜？Aちゃんはそんなこと気にしなくていいの』
直で聞いた事のない声で言われた
『そんなことよりもうすぐつくよ笑』
『ほら、あっこ』
いつの間にか大通りに出ていて思わず前を向くと
顎でくいってお店の場所を教えてくれる
『Aちゃん先入って名前言って通してもらって、二宮で予約してあるから』
“俺、車まわしてから行くわ”って言って
車をお店の裏で止めたから急いで荷物を持って車を降りる
お店に入ると店員さんがいらっしゃいませって言うから
“予約をしてた二宮です”って答えた
一番奥の個室に通されて中に入ると
机と椅子が２つ向かい会わせにセッティングされていた
そのうちのひとつに迷いながら座っても落ち着かない私は
大きく深呼吸をして
二宮くんを待った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 287人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
raina - s0623k00107さんーコメントありがとうございます！“楽しみ”にしていただいてる、それだけで嬉しいです(*^^*)更新これからも頑張ります！引き続き見ていただくとありがたいです！！ (2019年1月7日 7時) (
レス) id: 4ddabf596a (このIDを非表示/違反報告)
s0623k00107(プロフ) - これからの更新楽しみにしてます。頑張ってください。 (2019年1月6日 21時) (レス) id: dec6f20d2a (このIDを非表示/違反報告)
raina - ニノloveさんーコメントありがとうございます！楽しみ……そう言っていただけて本当に感激です（＾∀＾）これからも頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 66f1b32aef (このIDを非表示/違反報告)
ニノlove - これからが楽しみです！更新楽しみにしてます＾＾ (2018年8月7日 15時) (レス) id: 4db2db2019 (このIDを非表示/違反報告)
raina - りささんーコメントありがとうございます！この作品の中でもニノのかっこよさは、出ているでしょうか。出ているのならありがたきお言葉です（笑）これからもよろしくお願いします！ (2018年7月31日 17時) (レス) id: 66f1b32aef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：raina | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/raina3104
作成日時：2018年7月19日 15時
