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『本当にお世話になりました。ありがとうございました。』
２人はもう一度頭をさげると、背を向けて歩いていく
遠くなっていく後姿をみていたら、急に胸がいっぱいになってきた
本当に…
二宮くんだった
まるで夢の中みたいにふわふわして、ぼんやりと見つめていたら…
ふいに二宮くんがふり向いた
「………あっ」
ギューーーーっと胸がつかまれたように苦しくなる
二宮くんは頭を少し下げると左手をあげて、ひらひらと振ってくれる
「……！！」
こみあげてくるものがたえられない
もう…ダメ
両手をギュっと胸の前で握ると、深く頭をさげた
私の目からは涙が溢れて足元にボトンと落ちた
顔をあげたらさっきよりも小さくなっている２人は、角をまがって見えなくなっていった
私…本当に二宮くんに会えたんだ
優しい眼差し
まるっこくて小さな手
人より少し高い声
あたたかい空気
握られた手のひらをを見つめると、次々と涙が溢れ出る
大好きな人にこんなふうに会えるなんて
1人で車に乗って、1人で家に帰る
何事もないようにしているけどさっきの出来事を思い出す度に胸のおくがｷﾞｭｯ、ってなる
家に帰って何をしているときも二宮くんを思い出す
ベットにねっころがっても今日あったできごとが何度も何度もリピートして眠れなかった
二度とないシチュエーション
もっと伝えたいことがあったんじゃないか
後悔が押し寄せる
好きってこと
何で言えなかったんだろう
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ふぃんく - すっごく面白いです！読んでてドキドキします！これからも、更新頑張ってください、、、以上ふぃんくでした←笑 (2018年12月28日 17時) (
レス) id: 4ddabf596a (このIDを非表示/違反報告)
raina - やっと見つけた？ww (2018年6月3日 19時) (レス) id: 66f1b32aef (このIDを非表示/違反報告)
コロン - 頑張れーＷＷＷＷ応援しとるよ (2018年5月31日 15時) (レス) id: 59d750339b (このIDを非表示/違反報告)
raina - これからも頑張るね？ (2018年5月28日 20時) (レス) id: 66f1b32aef (このIDを非表示/違反報告)
コロン - すんばらしい (2018年5月23日 22時) (レス) id: 62d0b103f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raina | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/raina3104
作成日時：2018年4月30日 18時
