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「……いただきます」
領「…」
マグカップを握ると、成瀬さんが私を見る。
そんな視線に気がついて目線を上げると、
領「…」
「…」
ばっちり、目が合った。
ドクン！なんて、心臓が跳ね上がる。
男の人と、こんな至近距離で目が合うなんて
何年ぶりだろう。
吸い込まれそうな、成瀬さんの綺麗な漆黒の瞳。
離すことが出来なくて、ぱちぱちと瞬き。
領「…冷めますよ？」
ふわり、と笑った成瀬さん。
そこで私はやっとハッと我に返った。
こくり、とマグカップを口に運んで飲む。
「…」
甘い。
おいしい…のだろうけど。
領「…」
暴れる心臓を押さえるのに必死で、
正直、味がわからない。
あぁ…。
成瀬さん、そんなに見ないで！！
「…お、おいしい、です……」
領「…ふふ、よかった」
そう言うと、成瀬さんは視線をガラスのカップに戻して
タオルで拭きはじめた。
ふーっ…
一気に緊張がほぐれた。
…私、多分顔真っ赤なんだろうな…
成瀬さんの視線からやっと逃れられて
再びラテを口に付けた。
うん、美味しい…♪
すーっと、キャラメルの甘さがのどを伝わり、
後からコーヒーのわずかな苦みが体に染みる。
嫌な事がも、忘れられそうだ。
「…」
こうやって、一人でぼーっとするお昼休みもいいもんだ。
領「……あ、そうだ櫻井さん」
「…っ！？」
急に名前を呼ばれたからびっくりした。
な、成瀬さん私の名前覚えててくれてたんだ…
領「……これ、」
差し出されたのは、1枚の紙切れ。
領「キャラメルラテ…気に入ってもらえてるので
レシピ…書きました。
僕の作るキャラメルラテ、他とはちょっと違うので」
少し、恥ずかしそうに言った成瀬さん。
私は、嬉しくて手元の紙切れを見つめる。
「いいんですか？」
領「ええ」
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きゃんでぃぶるー(プロフ) - 魔法の雪だるま。さん» コメント、ありがとうございます！やっぱり悩みどころですよねー(笑)でも、作者の私としては今の所成瀬さん派です（笑）あのふわふわした笑顔で癒されたい…！これからも頑張っていきますので応援よろしくお願い致します（o_ _)ｏ）） (2016年5月14日 23時) (
レス) id: 87b4b729a2 (このIDを非表示/違反報告)
魔法の雪だるま。(プロフ) - 更新を、すごく楽しみにしています！私は、大野さん、成瀬さん、どっち派だろう…？なんて、もう一人で考え始めてます（笑）これからも、頑張ってください (2016年5月13日 22時) (レス) id: 3023fd7e7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃんでぃぶるー | 作成日時：2016年4月9日 9時
