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「貴様は誰だ?」
国木田は鋭く眼光を光らせ理想と印された。
手記を右手で力強く握りしめる。
探偵社の中で不可解な緊張感が漂う。
「え・・・私は依頼にきたものですが?」
女性は緊張感を壊すように素っ頓狂とした滑舌が異常に悪い。
子供のような声を発し。
ゆっくりとした動作で女性はカメラをリュックサックに仕舞うと
おずおず手紙を差し出した。
「これは何だね?」
太宰治は手紙を優しく上品に受け取り。不可解そうに眺めた。
「えっと・・・下に居た人に手渡してくれって、言われて」
「どんな人だったかな?何でも良い特徴を教えてくれないかい?」
「うーん、フードを被っていてよくわからなかったのですが・・・そうですね。
恐らく女性でありました」
手紙の中身を見て何やら考え込み乍太宰治は、
女性を取り敢えず探偵社のソファーに案内する。
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作者名:田中 利架 | 作成日時:2017年6月26日 10時