もう一輪 (ページ8)

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side.sk

阿部ちゃんが楽しそうに新しいマネちゃんと話してるから俺も楽しい。

Aちゃんは話していても一切媚びるようなこともしなければ、俺らに偏見も、変な畏怖もない。幼馴染が元々メンバーだったっていうのもありはすると思うけど、それって俺らのマネージメントをする上では欠かせないことで。

ab「え！？マネージャー志望じゃなかったんですか？」

「普通に企業勤めをしていて、いつの間にか勤め先にも話が行ってたみたいで出張だって言われて連れてこられて今に至ります…。」

sk「じゃあどこかでたっきーに認められてたんだね。」

「そんな大層な人間じゃないんですけどね…。」

ステージに立つ皆さんに比べたら、私なんて…と卑下するところは悪い癖かも。

sk「ステージに立つから偉いってこともないし、マネージャーだからって下がりすぎることもないんだよ。ふっかも言ってたけど、俺たちはこれから苦楽を一緒にしていく仲で、一緒にSnowManを有名にするために頑張るチームメイトなんだから。」

ab「今の俺たちには翔太や舘さんと違ったところで、Aさんの力が必要なんです。一緒にSnowManを作り上げていくチームメイトとして、お互い頼り合って行けたらいいなって思います。」

直観だけど、この子がマネージャーになってくれるなら頑張れそうって思ったから。やっぱ無理なんて思ってほしくなくて、阿部ちゃんと説得したつもりだったんだけど。

彼女の目からは涙が伝っていた。

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