検索窓
今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:235,938 hit

47輪 ページ47

.





side.Arai




翔太が一瞬こちらを不機嫌そうな顔で睨んだことに、彼女は気付いていたようで。不思議そうな顔で翔太を見つめていたけど、翔太はそれ以降目線を合わせようとしていない。きっと、幼馴染でもなければ分からない小さなやり取り。

それに気づかないふりをして、声を掛ける。



「どうかしたかな?」


「いえ…翔太の様子が、なんだかおかしい気がして…」



小さいことでもすぐ機嫌を悪くするので、大した理由はないかもしれませんが、と笑う。



"幼馴染"
その距離感が特別視されているのは翔太と涼太、大介とSixTONESの大我、HiHiJetsの涼と瑞稀を見てもらえば分かると思う。
だが、そんなに変わったことだろうか。もちろん人気の高い組み合わせになる。それでも、相手のことを同じだけ理解してしまえば幼馴染でなくてもいいのではないか。



現に俺はこうして、他に涼太だけが気づいたであろう翔太と彼女のやり取りに実際は気付いている。…周りをよく見ている涼太は俺が気づかないふりをしていることにも気づいたのか、一瞬こちらを睨んだが、今更そんなことでひるまない。



「そうだ。
この間言ってた飲み会の予定だけど…。」


「飲み会って大げさな…」


「じゃあ、新人ちゃんの歓迎会ってことで。」


「…それはもう、皆さんからして頂きました。」



彼女がメンバーのご飯会に同席する話は、メンバーたちから打診があって知ってはいた。本当に彼女も同席させたのか。そしてその会が彼女にどれだけの影響があったかなんて、表情を見ればわかる。



…これ以上の干渉は、許さない。





To be contenuied




お知らせ→←46輪



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (249 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1181人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 渡辺翔太 , 宮舘涼太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しぅ | 作成日時:2021年7月11日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。