42輪 ページ42
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side.you
翔太と涼太を乗せて自宅まで車を走らせる。
dt「ごめんね、ほんとは俺らが運転できたらいいんだけど…。」
「これはマネージャーの仕事なんだから、涼太たちが気にすることじゃないの。」
翔太は相変わらず後部座席で爆睡。
涼太は申し訳なさそうに助手席に座った。
dt「SnowManは俺とふっかとラウが免許ない組なんだ。」
「ラウールくんは年齢の問題もあるけど…。そうなんだ。深澤くんが持ってないの、意外だな。」
なんとなく、車を乗り回してそうなイメージがあった。
dt「ねえ、A。
久しぶりに一緒に寝ていい？」
「んー…。
いいけど、翔太が起きる前に部屋は出てね。
大丈夫だとは、思うけど。」
dt「明日翔太はお休みだし、Aは俺と一緒の仕事からでしょ？一緒に起きて先に家を出れば、バレないよ。」
なんか浮気を企ててるみたいに聞こえるかもだけど、別にそんな意図はない。涼太はたまにお疲れだと一緒に寝たがるときがある。滅多に人には見せない貴族の甘えたい欲。
…ただ、うちには5歳児がいるもので。
一緒に寝てることがバレると「俺も」と言って駄々を捏ねるのが目に見えてるから、翔太にバレない日じゃないと許可してない。
その代わりでもないけど、翔太はたまに際どいことをしてくる。大体、私が隠し事をしようとしたときと、何かに怒っている時。ファンの子とかに手を出して週刊誌騒ぎになるより全然マシだから、あまり咎めないようにしてるけど…これもどうなのかと思ってはいる。
貞操観念がないわけじゃない。けれど、幼馴染という関係を壊すのが怖くて、2人にもあまり強く言えないんだ。
家に着いて、翔太を自室へ放ると「酔っ払いと一緒は嫌でしょ」ってシャワーを浴びに行った。涼太が癒されたいと言ってるはずなのに、私が気を遣われてどうする。
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作者名：しぅ
| 作成日時：2021年7月11日 21時
