34輪 ページ34
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side.you
撮影終わり。
「車いらないんで」と謎発言の目黒くんに手を引かれて、街を歩く。
流石に週刊誌が怖いので、外へ出たら手は離した。
mm「どうでした？撮影の雰囲気は。」
「モデルさんばっかりで緊張しちゃった…。
途中で話してた子、仲がいいんだね。」
mm「あいつもJr.なんですよ。
俺より年下なんですけど、俺よりモデルやってる歴が長いっていう。」
Jr.の子達も知らない子だらけ。
かろうじて彼らと同時デビューが発表されているSixTONESの皆さんは翔太や涼太から名前を聞く機会も多くて覚えたけど…。
mm「…龍我ばっかり見てたら怒りますからね。」
「目黒くんも負けないくらいかっこよかったから。」
そっと伺った彼の表情は満足そう。
なんだか、翔太みたいな駄々を捏ねる子だ。
一緒にモデルをやっていた子に関しても、もう少しよく知っておこう。声掛けられて名前知らないなんて目も当てられない。
mm「ん、着いた。」
彼に連れてこられたのは居酒屋の前。
混乱していると、中へ押し込まれる。
fk「あー、来た来た。
全員揃ったな！各自食いたいもんと飲み物頼め！」
外にいても話し声が聞こえてくるくらい賑やかな店内には実はSnowManのメンバーしかいなくて。まだ飲み物も頼んでおらず、お酒も入っていないのにこの騒ぎ様。
nb「今日、俺ら食事会だって言ってただろ。」
「うん…。お夕飯いらないって言ってたね。」
dt「ここが今日の会場。
SnowManがAの居場所になれるように、打ち解けられるようにって俺らが考えた結果がこの場所へ連れてくることだった。ちょっと強引だったかもだけど、許してね。」
ごめんね、って少し眉を下げて謝る涼太。
嬉しくないわけない。
ただ、他のマネージャーさんの姿も見えないし、私だけ特別扱いになっていることが怖い。
世間の目もそうだし、他のマネージャーさんから何か言われるかもしれない。
nb「他のマネージャーにも許可取ってあるし、唯一の専属マネージャーにこんな対応とっても誰も何も思わねえよ。」
翔太の言葉に唖然としていたら、少し笑って解説してくれたのは阿部くん。
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作者名：しぅ
| 作成日時：2021年7月11日 21時
