18輪 ページ18
.
side.you
sk「っていうか敬語〜！
同い年なんだからなしねってふっかも言ってたじゃん！」
「は、はい…。」
メンバーをサポートするのが仕事だから、彼らの言うことが基本的には絶対だ。彼らの方が立場は上だけれど、その彼らが敬語を外せと言うのなら、恐れ多くも外して話すしかない。
ab「あんまり無理を言っちゃだめだからね？」
佐久間さんを咎めつつ、私には「すみません」と謝罪してくださる阿部さん。ゆり組に関して異常なまでの興奮具合を見せた以外は、真面目な方という印象。
「あの、阿部さんが敬語を使う必要はないかと…。」
ab「俺の方が一つ年下なんです。…でも、お言葉に甘えて外しちゃっていいですか？」
「はい。その方が私も気楽にお話出来ますし…。」
ab「それは、俺たちも一緒です。佐久間だけに限らず、俺らも敬語を外してもらえた方が、気楽に話せるので。」
皆さん異論がないようなので、全員に敬語を使うことを止められた。友達感覚で接してね、と佐久間さんと深澤さん。そんな気楽にいられる場になったら仕事が務まらなくなるのではという心配が出てきた…。
iw「今日これから阿部とふっかでラジオ収録だろ。それ以外は帰宅だから、既に来てるスタッフさんの車乗って。阿部とふっかは新井さんの車で移動だって。Aさんも、見学のために着いてきて欲しい…って新井さんが。」
「わかった。ありがとう、岩本くん。」
彼もまたしっかりしている。リーダーを務めているだけあって、抜群の信頼性だ。連絡事項は基本的に彼を介して行われているみたい。
nb「…先帰ってっから。」
「うん。今日は涼太の家？」
dt「かな。お夕飯用意して、待ってるよ。」
涼太は私の頭を撫でて、すぐ楽屋を出て行ったけど。なかなか出ようとしない翔太。
「大丈夫だよ。阿部くんと深澤くんいるから。困ったら連絡するし。」
nb「…また泣かされたりしたら、ちゃんと言えよ。」
「はいはい。」
心配してくれてたんだろうな。昔から、二人がいないとなんにでも出来ないような人間だったから。ちょっとでも変わろうと、二人のいない仕事先を選んだんだけど、翔太の心配性は健在みたい。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しぅ
| 作成日時：2021年7月11日 21時
