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side.you
委員会が終わって戻って来た大介くんはなんだかしょんぼりしていた。
「お疲れ様。どうしたの？」
「んー、ちょっと怒られちゃった。」
えへへと笑う彼はずっと寂しそうな顔。
怒られた、だけじゃなさそうなんだけど、言いたくないのかなと深くは言及しないでおく。
「…Aはさ、俺の前からいなくなったりしないよね？これからも、俺といてくれるよね？」
縋るような目をする彼。翔太くんの顔が頭に浮かんで、すぐ返答が出来ずにいたら強い力で抱きすくめられた。
「大介くん…。」
「なんで…なんでなの…。
俺じゃ翔太の代わりにはなれないの…。」
か細い声は震えていて、顔は見えないけれど泣いていることは分かる。
やっぱり私の感情は彼を傷つけたんだ。
その罪悪感だけが募っていく。
ふと、また頭の中に映像が浮かんだ。
「姫ー、どこ行ったのー。いるなら返事してー。」
やはり顔は見えないけれど、男性が誰かを探して歩いている。姫を探しているみたい。彼から死角になる低木の陰で小さく声がしたのは、その男性には届いていない。
「王子、ごめんなさい…。私は…。」
「…もう忘れろって。俺が、隣にいる。」
探している男性は服装的に王族の人…おそらく王子なんだと思う。木の陰の2つの声の主は姿が見えないけど、私の声と翔太くんの声だ。
王子が姫を探している…
これって御伽噺の世界なの…？
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しぅ(プロフ) - yunaさん» コメントありがとうございます。温かいお言葉、大変励みになります。もう少しお話は続いていきますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。 (2021年6月28日 13時) (
レス) id: 2df24aa97a (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - 本当に面白すぎて私にとってどタイプすぎました。更新待ってます！ (2021年6月26日 19時) (レス) id: 5b6827b528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぅ
| 作成日時：2021年6月15日 20時
