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side.you
いつも通りの帰宅路。
今日あったことを話しながら帰る。
「大介くんはスポーツ大会何に出ることにしたの？」
「バスケ！サッカーとかバレーとかよりはましかなあって…。」
大介くんもスポーツは苦手。アクロバットとダンスはすごく得意だけど、球技に関しては私より不得手かもしれない。
「今度放課後に翔太くんと辰哉くんにバスケ教えてもらうことにしてるんだけど、大介くんも一緒にどう？」
「なにそれ！楽しそう！！」
「…遊びじゃないからな。」
目を輝かせる大介くん、釘を刺す翔太くん、何も言わないけど苦笑いの辰哉くん。三者三様ってこういうときに使うんだね…。
「まあ、俺もいるし増えるのは構わねえけど、翔太の言う通り遊びじゃねえから。Aちゃんには女バスの戦力になってもらえるように、佐久間には俺たちと当たった時に互角に張り合えるようになってもらわないと困る。」
「はーい！がんばろ、A！」
「うん、頑張ろうね。」
そんな会話を交わしていた最中、ふと頭を過ぎった声。
「お前、蹴鞠も知らねえの？」
「…へたくそ。」
「……へえ、足は速いんだ。」
また、翔太くんに似た男性の声。
…あれ。
私、翔太くんに運動が苦手な話をしたことなんてあったっけ。
「Aー？ぼーっとしてどうした？」
「あ、ううん。なんでもないよ。」
「また倒れたりなんてしたら大変なんだから、体調悪かったらすぐ言ってね？」
ちょっと過保護過ぎるところもあるけど、優しい大介くん。その優しさが今は安心できて、心地よくて。
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しぅ(プロフ) - yunaさん» コメントありがとうございます。温かいお言葉、大変励みになります。もう少しお話は続いていきますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。 (2021年6月28日 13時) (
レス) id: 2df24aa97a (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - 本当に面白すぎて私にとってどタイプすぎました。更新待ってます！ (2021年6月26日 19時) (レス) id: 5b6827b528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぅ
| 作成日時：2021年6月15日 20時
