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side.you
「本当に、大丈夫？
駄目だったら無理せず休むんだよ？」
「大丈夫だってばー。」
意識を失って倒れたと言われたけど、実感はない。頭で何も考えられなくなって、気がついたら倒れていたと言われてるんだから。体調的には全く問題ないけど、心配性の大介くんは予鈴が鳴っても私の心配ばかりでなかなか自分の教室へと戻らない。
「なんかあったら俺たちいるし、大丈夫だろ。」
「そーそー。任しといて。」
翔太くんと辰哉くんの言葉に渋々戻っていったけど…。
顔に不機嫌って書いてあったのは何故？
5・6限は来月のスポーツ大会についての話し合いだった。
クラスマッチの出場種目の決定をするそうで。
「翔太くんは何に出るの？」
「バスケ。」
即答だった。
やっているところが想像できるというか、似合うと思う。
「お前は何か決めてんの？」
「うーん…。特にこれと言って出来るってものがないから、決まんなくて…。」
「運動、苦手だもんな。」
う…、痛い所を…。
勉強は平均点くらい出来るけど、運動はからきし。
唯一走るのが早いことが長所だけど、短距離走の種目がない時点で私の得意なスポーツが一つもない。
「運動が苦手なのも事実だけど、女子のお友達っていないから…。チームプレイが出来るか不安で…。」
「俺もまともにクラスメイトとなんて喋ってないからその辺は全部ふっかに投げるけど…。バスケなら、今度教えてやろうか？」
「お願いします…。」
翔太くんが教えてくれるということで、種目はバスケにした。
女の子と話せるか不安という点も、辰哉くんが女の子に声を掛けて仲介してくれたおかげですんなりと溶け込むことが出来た。
辰哉くんはお友達が多いんだなあって感心してたら、涼太くんには頭を撫でられて、翔太くんには「あいつは見習わない方がいい。」って言われたんだけど…。
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しぅ(プロフ) - yunaさん» コメントありがとうございます。温かいお言葉、大変励みになります。もう少しお話は続いていきますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。 (2021年6月28日 13時) (
レス) id: 2df24aa97a (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - 本当に面白すぎて私にとってどタイプすぎました。更新待ってます！ (2021年6月26日 19時) (レス) id: 5b6827b528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぅ
| 作成日時：2021年6月15日 20時
