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side.sk
俺とAが一緒に登校するのはいつものことだから、特にお泊りについてとか深入りされることもないまま、ふっかたちとも合流して学校に着いた。
「…あ、ごめん、忘れ物したから家戻る。」
「およ、忘れ物とは。しょーたくんは相変わらず5歳ですなあ。」
「うっせ、お前も変わんねえだろ。阿部がいないとなんも出来ない5歳が。」
それは…事実かもしれない。
日常生活、世の中の基本だって阿部ちゃんがいてくれないとわからないことだらけなんだもん。
「でもなべ、もう始業まであんま時間ないよ？
忘れましたーって言えばよくね？」
「それでよくねえもん忘れたから取りに行くんだろうが！」
「…なるほどね、翔太があれを忘れるとは珍しい。
先生にはうまく伝えておくから、いってらっしゃい。」
今のやり取りだけで何かを把握できてしまう国王はやっぱすごいなー。俺にはなんだかわかんなかった！
「しょーたは何を忘れたの？」
「…翔太の命より大切なもの、かな。」
オーバーだなあって思うけど、実際翔太にはそこにかける何か大きな思いがあるんだろうな。俺もAにかけてる思いは尋常じゃないから、少し気持ちも分かるかも。
ふっかは涼太の言葉でピンと来たみたい。
「あー…そりゃ焦るわ。途中どっかで落っことしたとかじゃないといいけど。」
「家にって明確に言ってたから、家の何処かに置き忘れたことは覚えてたんだと思うよ。…ただ、サイドテーブルにも洗面所にも置いてなかったと思うから…一緒に洗濯されてないといいけど。」
「え、なにゆり組って一緒に暮らしてるの？」
「いや、違うけど。翔太があまりに生活能力がなくてほぼ同棲みたいになってるのは否めないかな…。」
苦笑気味の国王。
何この阿部ちゃんが大喜びしそうな案件は。
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しぅ(プロフ) - yunaさん» コメントありがとうございます。温かいお言葉、大変励みになります。もう少しお話は続いていきますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。 (2021年6月28日 13時) (
レス) id: 2df24aa97a (このIDを非表示/違反報告)
yuna(プロフ) - 本当に面白すぎて私にとってどタイプすぎました。更新待ってます！ (2021年6月26日 19時) (レス) id: 5b6827b528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぅ
| 作成日時：2021年6月15日 20時
