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彼が帰ったのを確認すると、私たちは奥の部屋から出て依頼について話し始めた。
『好きな人を葬って欲しいね・・・。彼はマリアが何をしているか知っているの？』
そう聞くと
緑「あの感じだと何も知らないと思うよ。
きっと、邪魔になったからという理由で上から命令されたんだろう。
それが自分の想い人とだった。儚い話だよな、好きな人を自分の手で葬るなんてさ。」
と、グラスを拭きながら答えた。
白「それで、なるべく綺麗に美しくって言ってたけどどうするつもり？
いつもみたいに刃物や銃で染めるわけにもいかないし、紐やワイヤ−を使うと痕が残るか切れてしまう。薬でも使う？」
緑「クリア、話を聴いていたか？綺麗に美しくって言われてるのに薬を使うつもりか。
色は変色するし、もがくから綺麗なんかじゃないだろう。いいか？こういうのは・・・。」
クリアのおちゃらけた問いに、リョクが怪訝そうに答えるとたちまち言い合いになった。
毎回この話になると、お互いに意見が一致する事なんて滅多に無く、毎回火花を散らしている。
仲がいいのか、悪いのか・・・。
『今回は−−−−−でいく。決行は3日後』
そうつぶやくと、一気に静かになった。
緑「本気なのか。」
『えぇ、本気よ。この日が一番いいでしょ？クリア、マリアとシニ−の思い出の場所を明日までに調べておいてね？』
白「明日ですか！？でも、Aさんの為なら・・・！」
そう答えると、クリアはパソコンに目を向けカタカタと調べ始めた。
しばらくすると、画面から目を上げるときらきらとした表情で
白「分かりましたよ！二人の思い出の場所。
どうやら、廃墟なんですが海が見える屋敷ですね。
そこでシニ−がマリアに告白したそうですよ。
その日は丁度年に一度星が綺麗に見える夜だったみたいで
まるで夜空をそのまま映したかのように見えたとか。
ということで寝てきていいですか？」
報告し終わったクリアは眠たそうにあくびをした。
『分かった。ありがとう、お疲れ様』
そういうと、眠そうな目をこすりながらクリアは頷き、二階へと上がっていった。
『リョク、用意して欲しいものがあるんだけど・・・。』
そういうと、リョクは小さく返事をした
儚い恋が散るまで刻々と時間は進んでいく
ここからは誰にも作者にも止められない。
止められるのは依頼を引き受けた三人のみ
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ピエロ(プロフ) - いちごみルく。さん» コメント頂きありがとうございます。そう言っていただけでとても有難く思います。更新頻度は高くないですが気長に読んでいただけると幸いです!暗号はヒントを出すつもりですのでそれを見ながらまた考えてみてくださいね。これからもどうぞよろしくお願いします (2021年7月2日 20時) (
レス) id: ad7d4cd562 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみルく。 - 図書館で当たりの本を見つけた時のような、ワクワクしたようなキモチで読めました！暗号全然わからない…応援してます！ (2021年6月24日 22時) (レス) id: 16a7a41fba (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ちなみに、短編にもならない作品をツイッタで書いてる時があります。ただ単に面白みもないアカウントですが興味がありましたらごらんいただけると幸いです！ アカウント：＠piero_syousetu (2020年12月9日 22時) (レス) id: 05184b55a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2020年7月17日 0時
