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柱時計が制限時間を教えるかのように鳴る。
それと同時ぐらいに２人は顔を上げた。
そして、互いの顔を見たかと思うと片方は顔をしかめ、もう片方は鼻で笑った。
『その様子だと、２人とも解けた見たいね』
白「一応ですけど・・・。２の方はいまだに分からないですけどね」
緑「同じく、１の方は分からないが２の方は解けたよ」
と曖昧に返した。
『そうなのね、そろそろ犯人をあぶりださない？私、退屈なんだけど・・・』
緑「そうだなじゃあ犯人だと思う人を指さすか」
その問いに他の２人は頷く
せ−ので指差された。
リョクはクリアに
クリアはAに
Aはリョクへと。
緑「こうなるか・・・。なら一人ずつそう考えるのかを説明して行くか。」
その声にクリアはじゃあ僕からといい、話し始めた。
白「僕が疑う理由は、暗号からヒントを得たんです。
この中でこのゲ−ムをやった事があるのはAさんだけ。
ならそのカ-ドの特徴や優位性は知ってる。それに、この暗号は子ども達が作るのには難しすぎる。
自分が犯人だからこそ時間を稼ぐ為にもわざわざ紙に書くような暗号を作って、僕とリョクさんに解かせた。これが僕の仮説です」
そう言い切るとAの目をしっかりと見つめた。
『成程ね。私が犯人だからこその自作自演って事ね？
なら次は私の番。
何故犯人がリョクに解かせたかってことよね。
リョクは基本的にブラッックしか飲まない。
なのにそのコ−ヒ−にフレッシュを入れてきた。そう言う時は何かを考えているとき。
それにペンを持ってもいつもみたいに回さなかった。なにか隠したい事があるのかなって。
それで、一応犯人と仮定したの』
そう言い、リョクにむかって微笑む。
緑「そう言う事か、だが残念。俺は犯人じゃないんだよな〜
さて、俺がクリアを犯人だと思う理由は始めにカ-ドが配られた時に目線を外しただろ？
お前は何か隠す時やダマっていないといけない時は必ず視線を一瞬外す癖がある。
だから、なにか役職があると考えた。となると、聖職者か犯人の二択。
だから俺は仕掛けたんだよ。砂糖を使ってな。普段ならばクリアの分は砂糖は事前入れて持っていくから砂糖を追加で入れる事はしない。
それなのに、お前は角砂糖を躊躇わずに入れた。そして混ぜた。
普段なら混ぜるだけで追加の角砂糖なんて、そんなことしないのにな？そこから聖職者はないと思ったんだよ。だって勝てたら良いんだったらそんなに動揺する事ないだろ？」
そう言い切るとクリアは苦笑いを浮かべ、リョクは笑った。
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ピエロ(プロフ) - いちごみルく。さん» コメント頂きありがとうございます。そう言っていただけでとても有難く思います。更新頻度は高くないですが気長に読んでいただけると幸いです!暗号はヒントを出すつもりですのでそれを見ながらまた考えてみてくださいね。これからもどうぞよろしくお願いします (2021年7月2日 20時) (
レス) id: ad7d4cd562 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみルく。 - 図書館で当たりの本を見つけた時のような、ワクワクしたようなキモチで読めました！暗号全然わからない…応援してます！ (2021年6月24日 22時) (レス) id: 16a7a41fba (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - ちなみに、短編にもならない作品をツイッタで書いてる時があります。ただ単に面白みもないアカウントですが興味がありましたらごらんいただけると幸いです！ アカウント：＠piero_syousetu (2020年12月9日 22時) (レス) id: 05184b55a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2020年7月17日 0時
