ＡＩ少 女 。【歌い手】

。 ページ3

”1時間目”は質問の時間となった。

｢鈴森さんってどこから来たの？｣

｢彼氏いるのー？｣

｢何が好きー？｣

この他にいくつも。
いっぺんに、沢山聞かれた。
全部答えなきゃ。

勿論、私の正体に関わる事は全部隠して。


✱返答を作成しています✱


｢隣の街から来ました。彼氏はいません。歌が好きです。あと＿＿＿＿｣

質問は、全部で8つだった。
というか、大体の質問が被っていた。

歌が好きというのは、そういうようにプログラムされたから。
管理人はもともと歌が大好きで、私と歌えるようになる日を夢見ていたらしい。
開発の途中で何回も一緒に歌った。


｢歌、好きなの？｣

この声は...隣の白髪男子か。

あれ、この人データベースに入っている。
管理人の知り合い？

｢はい、そうです｣

聞かれた事には、きちんと答える。

白髪男子の顔の横には、”相川真冬”という文字。

｢僕、相川真冬って言います。よろしくね！｣

信頼出来そうな人のよろしくには、こう答えなくちゃ。

｢よろしくお願いします｣

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