朱雀の──── (ページ3)

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Ⅱ ページ3

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勘は当たっていたそうで、着いた頃にはルフィと沢山の囚人達、そして奇抜な服を来た男女大勢が居た。

よっ、と白ひげの隣に降りると、近くにいた不死鳥に襲われかけてしまった。

『…酷いわね、敵意なんてないのに。』

「あァ………おめェ、ロジャーの娘かァ」

「！エースの片割れかよい」

『そ、片割れに死なれちゃ困るから。』

「グララララ、それは頼もしいなァ」と笑う白ひげを後目に、『お先に失礼するわね』と急いでエースの元へ飛び立つ。

後ろから「すまなかったねい！」と謝る声に鳴き声を上げてそのまま飛んでゆく。

もう少しだよ、エース。

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エースside

目の前には海軍と戦う家族達、それに傘下の奴ら。そして、飛んできた俺の片割れ、俺の唯一、双子の姉。

こんな危険な場所には来ないで欲しかった、そんな俺の考えは丸見えだと言うように少し怒ったような鳴き声が響き渡る。

「…はは、久しぶりに怒られちまったな」

『私が助けるから、馬鹿な事考えて悔しがってないで、大人しく待ってなさいよ』と片割れの声が俺には聞こえた。

助かったら、Aに会いに行かねぇとな。

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