[wrwr.d]おはよう、起きて[短編集]

もう逃げようとは思わない(tntn) ページ4

あれはいつのことだろうか

ひとらんと農民の村へ行ったときの話だ

htrn「ここの村を補助するのはどうかな？ここのお米は美味しいんだよ」

tntn「ひとらんが言うなら美味しいんやろなぁ……」

htrn「収穫の時期になったらお城に送ってもらおうよ！！」

tntn「せやな」

そんな会話をしていると、

「あの…」

tntn「んぁ？」

ボロボロしている服をきた女が声をかけてきた

「ど、どこのお国の方か存じ上げませんがうちの村がなにかしました…？」

tntn「あー、なんや。ひとらん話してないんか？」

htrn「話したよ、Aちゃん。顔上げてよ。俺だよ」

Aと呼ばれた彼女は顔をあげる

「ひとらん様でしたか…！」

パァァと顔を輝かせて笑う

…めちゃくちゃ可愛いやん

htrn「村への援助、決まったよ」

「あ、ありがとうございます！！！」

htrn「これでもうちょっと可愛い服着られるよ」

「可愛い…服…！楽しみだなぁ。私、村長に報告してきます！」

そういって彼女は去っていく

htrn「可愛い服、選ばなきゃね。トントン」

彼女にはどんな服が似合うのだろう……

htrn「トントン？」

tntn「あ、ごめん。ちょっと考え事を」

htrn「そう？とりあえず今日は帰ろうか」

tntn「せやな」

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