記憶27 ページ30
『私、会って初めて獪岳が良い人に思えたよ』
結局あの後、獪岳は私をおぶって歩いてくれ
散々獪岳に、心の中だが文句を言っていた自分が無性に恥ずかしくなり謝罪したら舌打ちされた。
獪岳「は?落とされたいのか?」
そして、良い人だって褒めたつもりなのに落とす宣言された。やっぱり獪岳ってツンデレなのかな?そう思った私は
『そんな事言って〜!本当はそんな事しない癖に〜!』
と、明るく言ったのに……
ドサッ
この男本当に落としたよ。
嘘でしょ。怪我人よ私。
獪岳「着いたぞ」
やっぱり獪岳はツンツンだ。何て考えているとそんな事を言われ、渋々頭を上げる。
そこにはボロボロの小さな家が、1つポツンと建っていた。
『お化け屋敷?』
獪岳「違ぇよ!失礼な事言うな!」
見たままの感想を述べたのに獪岳から殴られてしまう。
こいつっ!不機嫌なだけじゃなくて暴力も振るうのか?!暴君だ暴君!
獪岳「何考えてるかは知らんが、ムカつくからもう1回殴らせろ」
『すっごい理不尽!!』
多分人が住んでいるであろう家の前で、獪岳と殴り合いが勃発しそうな言い争いを引き起こしていると、
「おぉ、よく来たな」
家の中から年老いた男が音もなく現れた。
『誰?このひ…「初めまして、獪岳と申します。今日からこののろま女の稽古をお願いします」は?』
年老いた男に、こう真顔で告げる獪岳……全然状況が掴めんのだが……。
獪岳「おい、お前も挨拶しろよ」
『うんするよ、するからさ、これ今どういう状況か教えて。まずこの人誰なの?』
私は間違った事は聞いてない筈なのに、今の状況について問うと獪岳は「はああぁ」と大きな溜息を漏らした後
獪岳「じゃあなのろま。選別で鬼に食われちまえ」
物騒な事だけ言い残し、立ち去ってしまった。
………いや、ちゃんと説明していけや!!
食われちまえじゃないよ!!
248人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏曇 - 紫桜さん» コメント有り難うございますうぅ!!嬉しいです!鳴女さん褒められましたよっ! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫桜(プロフ) - おっふ、鳴目ちゃん可愛いっ(吐血)無理せず更新頑張ってくださいっ (2019年9月9日 20時) (レス) id: 969c260f05 (このIDを非表示/違反報告)
夏曇 - 桜さん» はい、頑張ります!!コメント有り難うございます! (2019年9月8日 16時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 続きが楽しみです頑張ってください! (2019年9月8日 15時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
夏曇 - カイムさん» コメント有り難うございます!はい!ご期待に添えるよう頑張ります(o^−^o) (2019年9月8日 13時) (レス) id: 2932db30f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ