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１７７歩 ページ31

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「『上層部』の連中はお前の存在を隠してやがる。

　そんなに重宝されてるお前をずたずたにしたら…

　どんな行動に出ると思う？」

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「さぁね、見当もつかないよ。

　だって、

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　お前は私を倒せない。」

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「ムカつく野郎だな。」

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垣根は自分自身を包む繭のようなものをふわりと広げる。

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数十メートルにもなる白い羽のようなものが６つ。

垣根の背後から延びる。

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「天使？」

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「お前はこんな暴君な天使がいてほしいのか？」

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垣根は不気味に笑った。

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「さて、第３位はもう用済みだ。相手にもならねぇ。」

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「私がするよ。」

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私がそういうと垣根は羽をどう使ったのかは知らないが

上空へと舞い上がった。

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「『未元物質』…。この世にない物質ってだけあって予測不可能だな。」

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「恐怖したか？」

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逆光で垣根の顔は見えない。

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「まっさか。私は『物質粉砕』

　お前の能力の『未元物質』がこの世にないものだろうがなんだろうが

　物質なら粉砕できるし、目に見えるもんなら私は全て粉砕できる。」

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「馬鹿だな。

　この世にねぇってんだから今までのお前の常識は通用しねぇ。」

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垣根が羽を使って私の上空に空気の塊がふってくる。

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風速１２０メートルは越してるだろうか？

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その域まで来るともはや『見えない砲弾』だ。

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でも関係ない。

私は『物質粉砕』

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『見えない砲弾』は私の頭上より１メートルほど上でパリン、と砕け散った。

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龍(プロフ) - あづささん» おねがいします☆ (2012年10月24日 18時) (レス) id: cf5a570187 (このIDを非表示/違反報告)
 龍(プロフ) - あづささん» ありがとうございます☆ (2012年10月19日 19時) (レス) id: cf5a570187 (このIDを非表示/違反報告)
 龍(プロフ) - あづささん» 様って…。普通に『龍』だけでいいですよ。 (2012年10月18日 23時) (レス) id: cf5a570187 (このIDを非表示/違反報告)
 龍(プロフ) - あづささん» はじめまして、『あづさ』さん。第１から読んでいただいてありがとうございます☆私なんかが師匠と呼ばれたら翌日ハリケーンが元気にやってきて日本が壊滅しちゃいますよｗ (2012年10月18日 19時) (レス) id: cf5a570187 (このIDを非表示/違反報告)
 あづさ - はじめまして！！！！。この作品の第１シリーズからずっと読ませていただいています！。もぅ最高です！。龍様を、師匠と読んでもよいですか？ (2012年10月17日 21時) (レス) id: 41547708a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：リュウ | 作成日時：2012年9月16日 0時

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