第54話 ページ5
少女は母親に駆け寄ろうとするが、躊躇ってからやめた。
「ちょっと、Aさんその言い方はないじゃないですか！」
ミチルがそう俺を批難する
「‥A、どういうことなんですか」
「貴方が、魔法使いの娘を冷遇するから彼女は追い詰めて
自らに無意識のうちに呪いをかけたんだ」
「ねえ、やめてよ」
彼女は俺の裾をひく
「貴方が東の国の出身だということはきいた。
魔法使いへの扱いは知っている。
ここに引っ越したことは彼女にとってはいいことだろう。
だけど貴方たちが変われないのならなんの意味もない」
「…あ」
母親は口元に手を当てた
「‥お母さん、私」
彼女が俺の裾を握りしめながら口を開く
「私、魔法使いだけど、お母さんとお父さんの事を害そうだなんて
思ったこと一度もないし、魔法だってあんまり使わないで
普通の子みたいに生きてきたつもり、
それで、これからもそうして生きようかなって思ってたんだけど
この人、‥Aと話して、私魔法がすごいものだって、
もっと知りたいって思ったの」
「‥お母さんたちが、私の事受け止められないなら、
私、しばらくお母さんたちのところ離れて、
受け止めてくれるまでまつからあ」
最後の方で彼女の瞳からまた涙が溢れていく。
母親は、そんな娘を茫然と見つめていた。
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乱数 - およ？79がないですよぉ…。 (2020年12月16日 2時) (
レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - あれ？賢者もしや夢主にこi((……フィガロさん許さないかとぉ★(恋したら多分消されちゃうよ？) フィガロさん落ちですよね……？ (2020年12月15日 6時) (レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - ﾋﾟｮｷﾞｬｯ()好きです(真顔) (2020年12月15日 6時) (レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
香(プロフ) - いおりさん» ありがとうございます‥！結構長い作品なのにそういっていただけて嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2020年12月3日 13時) (レス) id: cd3b1ceac0 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 読んでいて、手が止まりませんでした……。これからも楽しみにしています!! (2020年11月26日 17時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香 | 作成日時：2020年11月16日 22時
