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十二輪目 ページ10
翌朝
鈴「んんぅぅ………?」
明「ん?鈴、もう起きたんか。早起きさんやな。」
鈴「あれ?くにゆき……?」
なんで国行がいるんだろうと寝ぼけていたけど、ちょっとずつ昨日のことを思い出した。
ああそうだ、私は昨日この本丸に顕現したんだった。
国行はもう起きているけど、蛍はまだ眠っている。
愛くんは夜戦からそろそろ戻る時間らしいけど、眠いのならまだ寝てていいと言われた。
鈴「おきる……あいくんむかえる……。」
明「なら顔洗ってきいや。」
鈴「ん……。」
のそり、と起き上がったら、国行が頭を撫でてくれた。
国行は今日は早くから遠征の準備があるらしく、夕方までは戻らないらしい。
蛍はもうあと一時間はほったらかしにしていいらしいので、まだちょっと眠たいけど布団を畳んで衝立の裏で寝巻きから内番服へと着替えた。
明「ほい、タオル。」
鈴「ん……。」
明「洗面所の場所は?わかるん?」
鈴「わかる……。」
明「一振りで平気?」
鈴「だいじょうぶ……へいき……。」
まだちょっと寝ぼけてるけど、場所は昨日蛍に教えてもらって覚えたから問題はないのです。
迷子にはなりません。
……たぶん!!←
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作成日時：2018年5月15日 20時
