無自覚に周囲を振り回す魔法使いと振り回されまくる零お兄さん ver.６【名探偵コナン/降谷零 安室透】

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目高『(安室君(さん)も大変だな…)』
キャ「赤ん坊を助けて…！
Aさんは優しい子なんだなぁ…っ(感動)」
コ「はは…(優しい通り越して何しでかすかわかんねぇから怖ぇんだっつうの)」

感動しているキャメルに反しコナン達は何とも言えない顔だ



ジョ「…ねぇコナン君」
コ「？」

その話を聞いていたジョディが真剣な表情でコナンに小さく話しかけた



ジョ「まさか安室透がAちゃんに危害を加えてるなんて事は…」
コ「それは無いから大丈夫」
ジョ「…組織の男なのに何で言い切れるの？」
コ「いやだって安室さんA姉ちゃんの事すごく大切にしてるから
A姉ちゃんの携帯にGPS付けるくらい」
ジョ「GPS…！？」

“それは監視と言うんじゃあ…！？”とジョディがドン引きしている



コ「！(そうだ！)
ねぇA姉ちゃん！」
「ん？」
コ「A姉ちゃんも一緒来ない？」
『え？』

コナンの言葉に周りは驚いた顔をする



コ「A姉ちゃんすっごく頭いいし！
(Aなら一発で犯人特定出来るかも！)」

犯人がわかれば推理もしやすくなる

そう思ってコナンはAを誘うが



「ごめんよコナン君
私これからバイトなんだ」
コ「！…そっかぁ」

そう言うAにコナンは残念そうな顔をしていた



その後コナン達は移動するためAとは別れる




「待って
コナン君」
コ「？」

しかしジョディの車に向かおうとしたコナンをAが呼び止めた



「…少しだけ
話が」
コ「！」

コナンはジョディに先に車に戻るよう伝え

Aに近寄る






「…透お兄さん…すごく優しい人なんだよ」
コ「！」
「だから私の事…頼ってくれないんだ
…何でも言ってくれていいのに…私の事巻き込まないように
…全部一人で…抱え込もうとする」

静かな声でそう話すA



「…わかってるよ…私が深入りするべき事じゃない…
それは透お兄さんだって望まない…
わかってるけど…
それでも…嫌なんだ」

Aは真っ直ぐにコナンを見る






「…そのままでいいよ…コナン君」

そう言うAに

コナンは目を大きくする





「…もう疑わないで
…お願い」
コ「…！」


Aの目には


悲しみが浮かんでいて



コ「…」



ずっと



変わらなかった



Aが言う



“優しい人”






コ「…わかった」






それがきっと




安室透の




“真実”





コ「Aが言うなら…
そうする」


そう言って


コナンはにっと笑った

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