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沖「大丈夫ですか？
お嬢さ…
っ！？」
沖矢は腕の中にいる幼女の顔を覗き込み
目を見開いた
沖「…A…？」
桃色の瞳にAと瓜二つの顔立ち
A本人だとしか思えなかった
「ちがうよ？
らいはーねふだよ？」
沖「…！
えっと…それは…」
Aから聞いたもう一つの名前だ
え？要するにこの子は…
降「ライ！！」
沖「…！？」
その時離れたところで叫ばれた名前
沖矢は思わずびくりとしてしまった
「とーるくん！
らいここ！」
沖「っ！」
沖矢に変装した赤井は自分の場所を教えられているのかと一瞬動揺した
しかしA自身の事を言っているのだと理解しすぐに肩の力を抜く
降「ライ…っ！
…！」
するとAを探していたのか酷く焦った顔をした降谷がやってきた
Aを見てホッとした様子を見せるも
Aを抱っこしている沖矢を見て目を丸くしている
沖「…おや
あなたはこの前の…」
降「こ…こんにちは…すみませんうちの子が…」
沖矢は降谷とAを交互に見る
沖「…知り合いにこの子によく似たAさんという女子高生がいますが…
まさかその子とのお子さ…」
降「違いますライはAの従姉妹です！！」
沖「…冗談ですよ(なるほどそういう設定か)」
全力でそう言ってくる降谷に沖矢は納得しながらAを手渡す
沖「気を付けてくださいね
この子誘拐されかけていましたから」
降「…！！」
沖矢の言葉に降谷は目を見開いた
すぐに悔やんだ表情に変わる
降「…そ…れは…すみません…
危ないところをありがとうございました…」
沖「…いえいえ
無事で何よりです
それでは僕はこれで失礼しますね
ライちゃん バイバイ」
「ばいばい！」
沖矢はAに手を振って去っていった
沖「(魔法で小さくなったのか…？
しかもあの様子だと中身まで幼児化しているな…)」
“本当に魔法使いとは不思議な生き物だな…”と思いながら
降「ライ…駄目だろ一人で外出たら…」
沖矢が立ち去った後
降谷は困った表情でAを見る
「ねこさん いたけどね？
いなくなっちゃった」
降「…しかも猫追いかけてここまで来たのか…？」
しかしこれは完全にAから目を離した自分が悪い
今のAは幼いうえに確か魔法も満足に使えないはずだ
誘拐されていたらどうなっていた事か…
降「…目を離してごめんな
無事で本当に良かった…」
はーっと息を吐き
降谷はAを抱き締めた
続編“結構泣き虫な魔法使いと少しだけ泣き虫な零お兄さん ver.７”へ→←279
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みひろん(プロフ) - 拝見させて頂きました☆とても良い内容で楽しくて楽しくて♪更新が気になりす (2021年5月3日 22時) (
レス) id: 3625b37890 (このIDを非表示/違反報告)
さの - 続き楽しみにしてます！ストーリーも設定も何もかもが好きです。頑張ってください (2021年4月24日 11時) (レス) id: f21a562c74 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうび - コレ見てるのが唯一の癒しです…！！！ほんと好き…作者様愛してる… (2021年4月22日 11時) (レス) id: 1863eb5089 (このIDを非表示/違反報告)
いよ - 続きが気になります！とっても面白くて読みやすいので！これからも頑張ってください！ (2021年4月18日 12時) (レス) id: 4f68d69473 (このIDを非表示/違反報告)
ポラン - この作品凄く好きなのでよく拝見させていただいております！！劇場版バージョンとかも見てみたいです！！これからも頑張ってください！！！ (2021年2月17日 23時) (レス) id: 60ead42250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2020年1月1日 13時
