無自覚に周囲を振り回す魔法使いと振り回されまくる零お兄さん ver.６【名探偵コナン/降谷零 安室透】

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風「とりあえず元に戻れないわけではないようなので安心しましたが…」
降「戻れなかったら僕の子供として育てる以外無かっただろうな」
風「(戻れない場合の確定事項)」

Aが元に戻らなかった場合降谷の中で降谷がAの父親になるのは確定だったらしい



風「(…降谷さんがシングルファザー…その場合母親の設定はどうなっていたんだ…？
この人なら男手一つでも立派にAを育てあげるだろうが…)」
降「とりあえずライを見るのは朝のうちだけでいい
店が開く頃子供服と靴を購入して着替えさせておいてくれ
赤い服以外で(強調)
昼はポアロに連れて行く予定なんだ」
風「了解しました…
じゃあえっと…」

風見は降谷に抱っこされているAを見る



降「ライ
この人の事教えたよな？」
「うん！
ゆーくん！」
風「…」




パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ




降「…おい」
風「…はっ！
すみませんつい反射的に…！」

笑顔で風見の名前を呼んできたA

思わず携帯を出しAを連写してしまった



風「大丈夫です降谷さんは写ってません…！」
降「…そういう問題じゃない」
風「！」

ため息をつき降谷は風見にAを渡す

にこにこと風見を見上げるAに風見の表情がへにゃーっと崩れる



降「…(風見…早くもAにでれでれだな…)
じゃあライ
お昼前には迎えに来るからな？」
「うん！
とーるくん！
いってらっしゃい！」
降「…うん いってきます
頼んだぞ風見」
風「！はい！」





.






.






「ゆーくん！
ちょーちょ！
ちょーちょいる！」
風「うん 蝶々だな(可愛いなぁ)」

公園の花壇で蝶を指差しているA

風見は携帯でAの写真を撮っている

後で全部降谷に送るつもりだ





降谷と別れた後

とりあえずAを公園にでも連れて行こうと思った風見

しかし靴が無ければ外も歩かせられない

なので開店時間には早いが開店準備をしている店を見つけ服と靴を購入出来ないかと頼んだ

店員はAを見た瞬間目を輝かせ快く店に入れてくれた



風「(僕もこんな可愛い娘が欲しい…)」

今のAは白のふわふわとしたワンピースを身につけている

背中には薄いピンクの大きなリボンが揺らいでいる


何だこれ天使か

この服を選んでくれた店員グッジョブ

絶対降谷さん喜ぶだろ



ちなみに店を出ようとした風見に店員が“ちびっこモデル”というものを熱心に進めてきたが拒否し逃げてきた

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